貯まる人ほど独自の買い物ルールをもっている――。その真相を確かめるべく、ESSEは貯めている読者を直撃取材。
ここでは世帯年収520万円に対して年間150万円の貯蓄に成功しているKさんの、カゴの中身に隠された“貯まる買い物テク”を徹底的に探ります。
特売日を狙って週に4回買い物。無駄買いがなくなり年間150万円の貯蓄に成功
Kさん(34歳)/夫(35歳)/長女(5歳)/長男(1歳)
世帯年収:520万円
年間貯蓄額:150万円
月の食費:4万円
特売の日を狙って週に4回買い物に行くというKさん。
「今の家はキッチンが狭く収納スペースがとれないため、まとめ買いには不向き。必然的にちょこちょこ買いになり、ムダがいっさいなくなりました」
週4回の買い物のうち、3回は平日。平日は、特売になっているものを買う日と決めているそう。
「よく行くスーパーでは、曜日ごとの特売品を把握しているので、その日に行って指名買い。ほかにも特売品がないか、事前にネットのチラシでチェックしてメモします。メモには合計額もおおよその目安で書き込み、予算オーバーと買い忘れを防止」
平日は買うものを定番化することで、献立作成がラクに。
「平日に節約をがんばる分、日曜日は家族の楽しみを優先して買い物を楽しむことに。これが、私にとってもいい気分転換になっています」
週の食費予算6000〜8000円をムリなくキープし、年間貯蓄額150万円を達成しています。
・ネットチラシを確認して買い物メモを作成
・スーパーは2軒を使い分ける(Aスーパー、Bスーパー)
・常備する食材は事前に決めておく
・日曜日は好きなものを買う日にする
<月曜日>魚とフルーツを買う日(Aスーパー)
すべての画像を見る(全4枚) ・魚の半量は冷凍保存月曜日は魚の特売日。旬の魚を2種類買い、1種類は冷凍して週後半に登場させます。
「魚は1匹95円と激安に。使い勝手のよい鮭やサバをこの日に買うようにしています」
ミニトマトやニンジンなどの常備食材は、在庫ぎれしないように意識。
「朝食やおやつに出すフルーツも、月曜日が特売。リンゴやバナナなどよく食べるものをまとめ買いします」
<水曜日>肉と卵、加工品を買う日(Aスーパー)
・離乳食に使う豆腐は必須食費節約のため、離乳食も手づくり。
「豆腐は離乳食によく使うので、特売になる水曜日に2丁を買います。この日は1丁40円に!」
肉も魚と同じように、特売の日にまとめて買い、すぐに使わない分は冷凍保存に。
「同じ種類の肉が続かないよう、鶏胸肉、豚ひき肉、豚こま肉など組み合わせて買っています」
水曜日にはタマネギが1つ18円と格安に。
「日もちするので最低5個は買います。サラダに加えたりスープにしたりと重宝しています」
「家族そろって大好きなうどんは、Aスーパーなら1玉18円です」
近隣スーパーを回って底値を把握し、よく使う食材を賢く購入
<金曜日>特売品を買う日(Bスーパー)
・高級スーパーで特売になっている食材を狙い買い金曜日は特売になっている食材だけを購入。
「普通に買うと高いベビーリーフや、高級な卵が安くなっていてちょっとおトクな気分。モヤシは1袋なんと10円になっています」
<日曜日>大物野菜と家族の食べたいものを買う日(Bスーパー)
・旬の野菜は安いので積極的にチェック春菊などの旬の野菜は、安くなっていることが多いのでチェック。
「自宅にあるものと重複しないように選びます。買ったあとは小分けにして、ゆでたりしてから冷凍すると便利」
白菜やカボチャなど、かさばって重い食材は夫と買い物に行く日曜日に。
「カボチャが丸ごと手に入った場合は、ダッチオーブンで焼いてアウトドア気分を楽しんだりしています」
自宅ではほとんど揚げ物をしないため、家族のリクエストでコロッケや天ぷらを購入。
「子どもと一緒にギョーザをつくることも。夫がつくる日は、なにを買うかはまかせます」