リビングの一角などにパソコンなどを置き、ワークスペースをつくっているお宅は多いのでは? PCグッズや書類、文房具など必要なものがたくさんあるため、ごちゃごちゃして見えがちなのが悩みです。
そこで、100円グッズのプチDIYでワークスペースをすっきりまとめるテクニックを、川根礼子さんに教えていただきました。川根さんは整理収納アドバイザーなど数多くの資格をもつ、まさに整理収納のプロです。お金をかけないワザをぜひ参考にしてみてください。
100円グッズを使ってワークスペースをおしゃれに!
散らかって見えるゴミ箱&書類整理用のマグネットボードを、インテリアになじませるコツは?
●クラフト仕切りスタンドをゴミ箱に。デスクになじませる!
消しゴムカスやちょっとしたゴミは、すぐデスクまわりにたまりがち。サッと捨てられる、手の届く位置にゴミ箱を置いておきたいところです。でも「いかにもゴミ箱」というものはインテリアのジャマになり、散らかって見える原因に。
【BEFORE】
「以前は植木鉢カバーとして使っていた白い編みかごにゴミを捨てていました。それほど大きくはないのですが、ジャマだなと思うことも…。そこで、もともと書類整理に使っていたクラフト仕切りスタンドを活用することにしました」
「クラフト仕切りスタンドは100円ショップで購入したもの。デスクに並べて書類整理に使っていますが、これでゴミ箱を手づくりすることに」
さらに用意したのは、同じく100円ショップで購入できるプラダン(プラスチック製の段ボール)。スタンドよりひとまわり小さめにプラダンをカットし、ボックス状に整えます。ケースに隠れて見えないものなので、多少ずれたりゆがんだりしていてもOKです」
あとは、プラダンボックスを仕切りケースの中に入れるだけ。これだけで、見た目は書類ケース、中身はゴミ箱の便利グッズが完成しました。
【AFTER】
「存在感はほとんどないのに、ゴミ箱の役割はしっかり果たしてくれます。たまったゴミはプラダンボックスを取り出して捨てるだけ。プラダンも水ぶきすればきれいになるので、清潔に使えます」
●壁紙の下にマグネットボードをはり、メモをペタッ!
ワークスペースでとくに散らかりがちなのは、小さなメモや書類、郵便物。整理して収納しておく方がすっきり見えますが、しまい込むと処理を忘れてしまうことも。そこで川根さんが考えたのは、壁のマグネット化。
使うものは、マグネットボードとはがせる両面テープ。マグネットボードは、100円ショップのものでかまいません。
「まずはボードのまわりの枠パーツをペンチなどで取り外し、フラットにします。使うのは、ボードの部分だけ。裏に、はがせる両面テープをはれば準備完了です」
マグネット化したい壁にペタッとはりつけます。
「その上から、お好みの壁紙を重ねれば、壁がマグネット仕様になるというわけ。同じく100円で手に入るマグネットシートだと枠を外さずにすむのですが、マグネットの磁力はボードのほうが高いため、私はこのひと手間をかけています」
マグネットとして書類整理に活用できるうえ、インテリアのアクセントにもなって一石二鳥。
「メモなどをはるのはここだけ、と決めています。リビングダイニングからは死角になる場所ですが、スペースが決まっていることで雑然と見えるのを防げていると思います」
散らかって見えがちなゴミ箱や書類を、簡単DIYですっきり整理。川根さんのアイデアを参考に、部屋を整えてみては?