初詣のおみくじ。もしも「凶」が出たとしても…安心してください。もう一度おみくじを引いても大丈夫。さらに言えば、じつは凶は「神様からのアドバイス」と考えるべきものなのです。神仏研究家の桜井識子さんの著書『知って開運!神社仏閣めぐりのコツ』(扶桑社刊)を参考に、おみくじの正しい見方を解説します。
「凶」の本当の意味、2回引いてもOK?おみくじの「正しい見方」を解説
すべての画像を見る(全5枚)年始は、初詣など神社仏閣にお参りに行く機会も増えますよね。
これから1年間の運勢が気になって、おみくじを引いてみたら「よりによって凶が出た…」と落ち込んだ経験はないでしょうか。
でも、ご安心を。じつは、おみくじの「凶」は悪い意味だけではないんです。おみくじの見方について神仏研究家の桜井識子さんにお聞きしました。
●おみくじで「凶」が出るのは不吉!?
久しぶりに引いたおみくじが「凶」だったら、今年はもうダメかも…と思ってしまう人が多いと思います。でも、悲観的に考える必要はありません。おみくじの吉凶は、単純に引いたときの運気を表している場合が多いのです。
見方を変えれば「凶」は「運気が下がっているから気をつけなさい」という神様からのアドバイス。運気が低迷していると、ちょっとしたことで失敗したり、アクシデントが起こったりするので、注意をうながしてくれているのです。
ちなみに「凶」のおみくじは、帰りにおみくじを結ぶところに結んで帰ることで、よくない運気を引き取ってもらえます。うっかり持って帰らないようにしましょう。
●「大吉」は神様からのはげまし
逆におみくじで「大吉」を引くと、幸先がよくてこれから1年間が楽しみになる人も多いでしょう。「大吉」は神様の歓迎のサインでもあり、はげましや勇気づけの意味で与えられることもあります。
つらい悩みごとがあるときに、「がんばれよ」「負けるなよ」という応援、はげましの意味で神様が大吉を引かせてくれることもあるのです。
大吉のおみくじは神様からの応援やはげましなどうれしいものが詰まっているので、持ち帰るのがおすすめです。