年末になり、いろんなものを処分する季節です。でも、どうせ捨てるなら一度は活用するのも、知恵のひとつ。今回は、利用する人が多いネットショッピングの梱包紙の活用法について、整理収納アドバイザーの三條凛花さんに教えてもらいました。

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段ボール
段ボールの中に入っている複数枚の梱包紙、そのまま捨てたらもったいないですよね(※写真はイメージです)
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意外と使える!ネットショッピングの梱包紙の活用法3選

ネットショッピングを活用している方も多いと思います。必要なタイミングで買えて、持ち帰る手間もない便利なネットショッピングですが、どんどんたまっていく段ボールや梱包材の処分にお困りの方も多いのではないでしょうか。

基本的には段ボールとともに、すぐに処分をしたほうがすっきり暮らせるはずです。でも、複数枚入っている梱包紙に関しては、じつは便利に活用できるのです。捨てる前の活用法3つを紹介していきたいと思います。

●(1)調理中、散らかるのを防止できる

皮
調理後は、このように野菜の皮などが散らばってしまいます

なにも対策をせずに野菜を切ってみたのがこちら。野菜くずがたくさん散らばっています。調理後はこれをふき取ったりする作業が面倒ですよね。

梱包紙

対策は簡単です。まな板の下に「梱包紙」を敷いて調理するだけ。野菜の皮などが散らばっても梱包紙の上なので気にせず調理を続けられます。

野菜

調理が終わると、このように野菜の皮など捨てるものがまとまります。このようにまとめて梱包紙に落とすことで、調理台がほとんど汚れることはありません。

丸めた梱包紙

終わったら、このように四隅から包み込むようにしてゴミ箱に捨てるだけ。一度役に立てて捨てられるので罪悪感も生まれません。

ただ、梱包紙を調理の際に利用する際、念のため2つの点にご注意ください。

・可食部が梱包紙に触れないようにすること

・作業が終わったあとに調理台を掃除・消毒する

●(2)イベントグッズを包む紙として活用できる

イベントの飾り物であるオーナメントなどの壊れやすいグッズは、購入時に包まれていた梱包紙に戻して、半分ほどはがしていたテープを再度はりながら毎年使っているのではないでしょうか。私もそうでした。年数が経つにつれて、梱包材が破れたり、テープがくっつかなくなってきたりしてプチストレスを感じていました。でもわざわざ買うのも…? ここで新たな梱包紙の出番です。

包んだ紙

このようにオーナメントを包んで、保管用に役立たせることができます。何枚も保管していれば、破れてもまたすぐに替えればいいのがうれしいですね。

●(3)ゴミ箱の底に敷いて汚れたときの被害を軽減できる

3つ目の活用例は、ゴミ箱の底に梱包紙を敷いておくことです。

ゴミ箱の下に敷く

ゴミ箱の中に袋を入れて、ゴミを捨てる際にまとめる人も多いと思います。でも、ゴミ袋が破れて、中身がこぼれたり漏れてしまうこともあるのではないでしょうか? その際に、底に梱包紙があると、ゴミ箱の内側が汚れず済みます。