毎日を機嫌よく過ごしたいけれど、つい人と比べて落ち込んだり、なかなかやる気が出なかったりすることもありますよね。「毎日100点を目指さなくていい」と考えて毎日を乗り切っている、ESSEフレンズエディターのメンバーで一級建築士・整理収納アドバイザーのハギヤマジュンコさん。程々で十分、「65点」の暮らし方について語ります。

がんばりすぎない「65点」の暮らしって?

私は普段「65点の暮らしかた。」というテーマを掲げてインスタグラムやVoicyで発信をしています。毎日毎日365日続いていく暮らしって、「がんばりすぎない」程よさがいいよねという思いで閃いたのが「65点」という基準点でした。今日は私の65点への思いをつづらせてください。

掃除
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ここESSEonlineもそうですが、インスタやその他のSNSなど、たくさんの情報があふれている中で、ついつい自分の普段の暮らしとSNSのすてきなあこがれの暮らしとを比べてしまうことはありませんか?

私は、人目が気になる気質なので、人のことも気になってしまいます。そして比べなくていいのに人と比べて「あぁ、私って全然ダメやん」「こんな風にすてきに暮らせない…」と落ち込むことがよくありました。

たとえば、私は100点と65点の違いをこんな風に考えています。

100点→朝から主食・副菜・汁物をしっかり用意する
65点→食べるものはなんでもよくって、家族そろって食べられたらOK

100点→お客様が来る日のように気合いを入れて毎日掃除する
65点→自分が決めたところだけ掃除できたらOK

100点→外から見ても中をあけても常にきれいな収納をキープする
65点→ぱっと見はきれいでも、引き出しをあけたら雑然としていることも。大体どの引き出しになにが入ってるかはわかっている状態

これはあくまで私基準の100点と65点の違いなので、みなさんにはみなさんの基準があるとは思いますが、こうやって考えると気持ちがラクになりませんか?

 

いつも100点を目指す暮らしなんて息がつまるから…

皿

いつも100点を目指すテスト前のように、常に家を整えたり片づけたりするのは私にはしんどくて、普段の暮らしなんだからもっと目指す点数を低く見積もったらいいんじゃないの? という思いから出てきたのが「65点」という高すぎず、かといって低すぎない、毎日程々に目指しやすい点数だったのです。

そんな65点の暮らしをまとめた本も

そんな私の想う65点の暮らしの基準をまとめた本も発売となりました。書いていることが決して正解だとは思っていなくて、読んで下さった方が自分の65点のヒントを見つける手がかりになってくれたらいいなあという思いです。人と比べることが減って、毎日の暮らしを楽しめる余裕が少しでも生まれてくれるとうれしく思います。

ラクに楽しく過ごすための65点の暮らし方。 (TJMOOK)

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