時代とともに暮らし方は変わり、暮らし方が変われば必要な住居も変わります。時代や、住む人間に寄り添って住居を変える「リフォーム」。いいリフォームができると、きっともっと家が好きになるはず。でも、どこをどう変えるべき？ そこで今回は、PanasonicリフォームClubの事例コンテストデザインアワードにて、全国最優秀賞を受賞したお宅を2軒紹介！ リフォームのヒントを見つけてみましょう。
子どもを見守りやすい間取りに。冬場の足元の冷えも解消！
戸建て部門でセレクトリフォーム全国最優秀賞を受賞した愛知県のF氏邸。ひとり暮らしをしていたお母様と同居するため、実家の1階を子世帯の生活空間として一新。子どもを見守りやすい間取りと、使い勝手のよい収納にこだわりました。
各居室に内窓と床暖房も設置することで、冬場に悩まされていた足元の冷えも解消。キッチンはL字型から対面型に変更したことで、キッチンとリビングがつながり、行き来しやすい動線が生まれました。おかげで料理をしながら、カウンターデスクやリビングで遊ぶ子どもを見守ることができます。
L字キッチンから対面キッチンに変更して開放的になったLDK。床暖房の採用で冬でも快適に過ごせます。
LDKに隣接する約2畳の畳コーナー。子どもの遊ぶ様子がキッチンから見えるように配置。
キッチンを囲むようにカウンターテーブルを配置して、子育て世代の家族にフィットするLDKに。テーブルの高さに合わせて、ニッチとコンセントを設けました。
ショウルームでひと目惚れしたという「リフォムス」のブルーグレーのキッチンを採用。LDK全体のインテリアは、奥様の好きなフレンチカジュアルスタイルで仕上げました。3台横並びのIHは凹凸が少なく、ふき掃除もスムーズ。ゆったりとしたシンクは大鍋を入れた状態で、ほかの食器も洗えるのが便利。
［設計・施工］株式会社ナイスホーム
〒446-0074 愛知県安城市井杭山町高見3－1
☎0120-71-5721
水回りをコンパクトにして快適に。心にも体にもやさしい住まい
建替部門で全国最優秀賞を受賞した岐阜県のM氏邸。以前の住まいでは階段移動に不安を感じ始めていたため、1階を中心に生活できるよう、築50年の倉庫を建て替えました。水回りをコンパクトかつ使いやすく配置することで、身体的な負担を軽減しました。
全館空調も採用し、四季を通じた快適性にも配慮。トイレや脱衣所はゆとりのある広さを確保し、将来に備えました。近所に住む家族が集まることも多い週末は、LDKに隣接する和室の引き戸をあけて、ゆったりと過ごしているそうです。
木目を基調とした北欧テイストのLDK。奥に続く木目が水平方向の広がりを、リビングの勾配天井が、縦方向の解放感を演出しています。
車イスの利用も考慮した、ゆったりとした洗面室。大きく開く引き戸でキッチンとの行き来をラクに。
視線をさえぎるものがなく、広々と感じられるLDKは大のお気に入り。家庭菜園の野菜で料理を楽しんだり、ソファで読書をしたりと、それぞれ趣味の時間を楽しんでいます。リビング横の和室は、LDKとつなげれば広々と、引き戸を閉めれば個室として使えます。
酸素を含むミクロの泡を発生させる「酸素美包湯」機能つきの浴槽を採用。湯冷めがしづらく体の疲れもとれることを実感しているそう。
玄関のモダンな壁面は、異なる土壁を層状に固めた「版築（はんちく）」の左官仕上げ。
［設計・施工］株式会社高垣組
〒501-4224 岐阜県郡上市八幡町城南町 212－8
☎0570-67-2280
問い合わせ先／Panasonic リフォーム Club
