冬休み前に子どもたちが小学校から持ち帰ってくるお道具箱。3学期が始まる前に中身を整理する必要がありますが、地味に面倒くさいですよね。年末年始はなにかと忙しいので、できれば子ども主体かつ短時間ですませてしまいたいところ。そこで、「片づけ嫌いな小6長男がわずか20分で終わらせた」というお道具箱の片づけテクを、ESSEフレンズエディターでライフオーガナイザー・整理収納アドバイザーの資格をもつ名倉永利子さんがレポートします。
わずか20分!新学期もキレイな状態をキープできるお道具箱の片づけ方
まずはお道具箱の中を整理する前に、頭の中を整理することがポイントです。
●どんなお道具箱にしたいか考えてみる
私「使いにくいところはある? どんなお道具箱になったら、うれしいかな?」
長男「いつもすぐにゴチャゴチャになっちゃうから、ものがすぐに出せるようにしたい」
このように、自分で片づけのゴールを決めておくと、片づけが進めやすくなりますし、散らかりにくいお道具箱が完成します。今回は、「使いたいものがすぐに出せるお道具箱」を目標にしました。
あとは、(1)出す(2)分ける(3)しまうの3つの作業をすればOK!
●中身をすべて出してみよう
すべての画像を見る(全6枚)片づけのゴールが決まったら、お道具箱の中身をすべて出します。
こうすることで、なにをどれぐらい持っているかがわかります。すべて出したら、次は種類ごとに分けていきます。
分け方に正解はありませんが、今回は「(1)お道具箱に入れるべきもの」、「(2)お道具箱に入れなくていいもの」、「(3)まったく使っていないもの」、「(4)使えないもの(ゴミや壊れているもの)」の4つに分けました。
●お道具箱にしまう
先程わけたうちの、「(1)お道具箱に入れるべきもの」だけをしまっていきます。これは途中経過の写真ですが、手に取ったものをパズルのようにして隙間を埋めていました。
私「このなかで、よく使うものはどれかな?」
長男「のり、はさみ、コンパス、三角定規、クーピー、サインペンだよ〜」
私「よく使うものをどこに置いたら、いつもすぐに取り出せそう?」
長男「え〜? 手前に置く!」
というわけで、”手当たり次第のパズル収納”はやめて、よく使うものを手前に収めます。サインペンはインクの残りをチェック。学校では使うけれど、お道具箱には入れなくていいものは、ほかの使いやすい場所に置くことにしました。
●自分の使いやすさを優先する
ちなみに、しまい方は使いやすさを優先しましょう。このお道具箱は、もともと仕切りがつくタイプです。しかし、長男は細かく仕切ってしまうと窮屈に感じるらしく、ざっくりと入れたいそうなので、あえて仕切りは使っていません。
逆に、ものを1つ1つ決まった専用席にきちんとしまう方が好きな場合は、小さなトレイやあき箱などを使って仕切るのがおすすめです。そのときは、仕切りがグラグラ動かないようにすることがポイント。
このように、しまい方に正解はなく、本人の使いやすい方法で収納していきます。