なにかと荷物が増えて片づかない、収まりきらないという悩みが増えるのが春。
ところで「片づかない」と悩むものって、形がまとまらない「ぐんにゃりしたもの」が多くはありませんか?
そんな収納しにくいものを、使いやすく整頓するのに向いているのが「つっぱり棚」なんです。つっぱり「棒」はポピュラーですが、つっぱり「棚」は、まだ使っていない人が多いのでは。
ここでは整理収納アドバイザーで、つっぱり棒に詳しい「つっぱり棒博士」こと竹内香予子さんに、つっぱり棚の幅広い使い方を教わりました。
乗せる、区切る、引っかける、使い道が棒より広い「つっぱり棚」
「つっぱり棒博士」こと竹内香予子さんがおすすめするつっぱり棚の使い方は、乗せる、区切る、引っかけるの3通り。順に見ていきましょう。
●乗せる
すべての画像を見る(全4枚)上にものを乗せて「棚」として使う、もっとも知られた使い方。クギなど打たずに棚がつくれるので、思い立ったその日から使えます。移動も簡単なので、乗せるものが増減したらすぐアレンジできるのもメリット。
たとえば、薄いのに収納すると形が崩れて、意外と場所をとる男性用サンダルを、デッドスペースになっていたゲタ箱の高い所に収納。ほかの家族にとってはデッドスペースでしたが、サンダルを使う夫は手が届くので、使いにくさもゼロ。
●区切る
こちらもゲタ箱の物入れスペース。つっぱり棚を立てた状態で、奥に1つ、手前に2つ取りつけ。細長いために倒れやすくてしまいにくかった、子どものバットやアウトドア用イスに定位置が生まれました!
棚の隙間からバットが見えるので、子ども自身で取り出して、自分で片づけられます。
キッチンの引き出しで膨らんで場所をとっていた、食器用ふきん。たたんだサイズぴったりに設置して、引き出し内を区切ったら、かさばらずに収納できました。
●引っかける
とにかく収納しにくいピアスを、ミニつっぱり棚にひっかけたら一覧できるようになり、選ぶのもしまうのもラクに! ちょっとしたくぼみがあれば設置できるのもつっぱり棚ならではの利点。
つっぱり棒のさらなる収納ワザは、竹内さんの新刊
『魔法のつっぱり棒でお部屋が変わる』(扶桑社刊)に詳しく紹介されています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
※取りつけの際には耐荷重に注意してください。また地震の際などに落下してケガをしない場所を選びましょう