秋冬はショートヘアにする人が増えるそう。「ショートヘアを大人っぽく美しく見せるには、いくつかのポイントがあります!」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。今回は47歳の読者をモデルに、美ショートのオーダーのコツを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全5枚)大人の「美ショートヘア」のつくり方
さとゆみ:久しぶりにまたショートヘアにしたい気持ちになっています。
八木ちゃん:秋冬って、意外とショートヘアにしたいとおっしゃる方が増えるんですよね。
さとゆみ:それは意外。
八木ちゃん:夏は暑いから、むしろひとつ結びやまとめ髪ができる長さを残したいという方が多いんです。
逆に、秋冬はマフラーなどの巻き物をする機会が多かったり、タートルネックなど、襟元にボリュームがある服を着ることも多いので、いっそショートにしようと思う方が増えるみたいです。
●1:後頭部のボリュームはふんわり
さとゆみ:では、今日は、大人のショートヘアのオーダーのコツを教えてください。
八木ちゃん:はい。おまかせください。まず、大人のショートで重要なのが、なんといっても後頭部のボリュームです。
さとゆみ:この連載や、書籍『女の年齢は髪で決まる』(扶桑社刊)でも強調してきたところですよね。後頭部がふんわりしていると、知的に見えるし、もちろん頭の形もよく見える。
八木ちゃん:そうなんです。ですから、ヘアカタログなどでヘアスタイルを選ぶときにも、正面だけではなく横顔の写真もしっかりチェックして、すり合わせをしてください。
さとゆみ:横顔の写真を見せる、大事ですね!
八木ちゃん:どうしてもボリュームが出にくい人は、後頭部だけパーマをかけるなどの手もありますので、相談してみてください。
さとゆみ:後頭部のボリュームは、以前の記事でも紹介していますので、参考にしてください。
●2:襟足のたたずまいを意識する
八木ちゃん:もうひとつ。自分では見えない部分ですが、大人のショートヘアの印象を決めると言っても過言ではないのが、襟足のたたずまいなんですよね。
さとゆみ:襟足のたたずまい!!
八木ちゃん:はい、ここが首筋に沿っていると、後ろ姿もきれいに決まります。
さとゆみ:潔い刈り上げもいいですが、ここに長さが残っていると、色っぽい雰囲気。
八木ちゃん:上品でエレガント系のショートを目指すなら、襟足は残しておきましょう。
さとゆみ:私、ここの毛がどうしても浮いてしまうんですよね。
八木ちゃん:そういう方は、浮く部分を隠すようなカットもできますから、相談してください。