相続トラブルを他人事だと思っていませんか? じつは、「うちは仲がいいから大丈夫」と思っている家庭こそ、もめてしまうもの。そこで、ESSE読者から届いた相続の体験談を集めました。

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相続トラブル3つ。円満相続のために家族で話し合いを

相続トラブルのイメージ
相続でもめないためには(※写真はイメージです)
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家族間のトラブルは一度勃発すると感情的になりやすく、相続をきっかけに家族がバラバラになるケースも。年齢を重ねてからの兄妹ゲンカや、長年積もり積もったものまでトラブルの種類はさまざまです。

トラブルにならないために、親が元気なうちに遺産をどうしたいか意思を確認し、家族みんなで話し合うことがいちばん。早めの準備を心がけて、円満相続になるためのヒントを見つけてみてください。

●Case1:中高年の兄妹ゲンカは凄まじかった…

中高年の兄妹ゲンカのイメージ

父と叔母が、祖父からの相続でもめていました。「私が介護して大変だった」「男兄弟は大学まで通っていたけれど、私は高校までしか通わせてもらっていない」という叔母と、「俺は介護していないが、おこづかいを渡していたし、帰省にも費用がかかっていた」という父。中高年の兄妹げんかはすさまじかったです。祖父自身が「亡くなったら、あとはみんなで分けろ」と大ざっぱなスタンスだったことも、もめる原因だったと思います。(Hさん・43歳)

●Case2:金の切れ目が縁の切れ目

遺産相続のイメージ

義父が亡くなったとき、長男第一主義の義母の意向により、主人の兄が遺産をすべて相続しました。それ以来、主人の実家とはおつき合いをしていません。金の切れ目が縁の切れ目であると実感しました。(Uさん・45歳)

●Case3:遺言書のおかげでトラブルを回避

遺言書のイメージ

結婚後は実家に顔を出さず、母の介護もまったくしていなかった姉が、母の相続の際に「着物や貯金の相続をする!」と主張してきました。しかし、トラブルが起こることを危惧した母が、生前、公証人役場で遺言書をつくってくれていたので、なんとか法的に解決できました。(Mさん・41歳)

 

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