築23年のマンションの結露問題を、断熱工事で解決したリノベーションの事例です。住んでいるのは50代の夫婦と娘の3人。壁と天井に断熱材を追加し、窓にインナーサッシを設置。水回りの設備も交換し、家事の負担が激減。和室もウォークインクローゼットと妻のベッドスペースに変更し、すべてが快適な家に生まれ変わりました。
すべての画像を見る(全20枚)水回り設備の交換で掃除の負担が減り、家事ラクを実現!
周囲に高い建物がなく、眺望は抜群。3面開口の角部屋のため、風通しもいいマンションの一室を購入したKさん夫妻。以前と同じ生活圏での住み替えで、スムーズに新生活がスタートしましたが、入居当時から気になったのが結露でした。
20年が経過し、配管の劣化も心配になったことからリノベーションを検討。「結露対策を最優先に、水回り設備の交換もまとめて行うことにしたのですが、それまで結露をリノベで解消できると知らなくて」と妻。情報収集中に断熱工事のことを知り、「これだ!」と確信。
リノベでは、壁と天井に断熱材を追加し、窓にインナーサッシを設置。室内窓などで、もともとの風通しのよさを生かす工夫も凝らしました。水回り設備は20年の間に進化していたのが驚きだったそうで、掃除がラクになり、家事の負担が激減。結露はすっかり解消され、「もっと早くリノベをすればよかった」と笑顔で語るふたりです。
オープンな妻のベッドスペース。「リビングダイニングまで自分の部屋のような感覚で使えます」。
「すっきり片づいた家」もリノベでかなえたかった希望のひとつ。リビングダイニングの入り口にはパントリー代わりのオープン棚を設けました。
省スペースのためダイニングとリビングを兼用に。この場所から、妻がバルコニーで育てているバラが眺められます。