大の漫画好きとしても知られるTHE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦さん。ここでは、そんな高見沢さんが今イチオシの漫画を紹介! 今回は、高見沢さんも設定の斬新さと、ロールプレイングゲームのようなおもしろさに夢中になった『地獄楽』です。

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最愛の妻のために、生死をかけた戦いに挑む『地獄楽』

地獄楽』 賀来ゆうじ/著 集英社刊 全13巻

最強の忍として恐れられた抜け忍・画眉丸(がびまる)は死罪人としてとらわれていた。打ち首執行人の山田浅ェ門佐切(やまだあさえもんさぎり)から、極楽浄土とうわさされる島で不老不死の仙薬を見つければ、無罪放免になると告げられて…。

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●思わず〆切を1週間遅らせてしまうおもしろさ

死罪人の忍者画眉丸は江戸幕府将軍の命を受け、首切り処刑人の佐切と共に極楽と呼ばれる島へ渡ります。そこで仙薬という不老不死の薬を見つければ無罪放免、最愛の妻に会うことができるというのです。しかし、蝶が舞い花が咲き乱れる美しい島は、極楽とはほど遠い化け物達が巣くう、地獄のようなとんでもない島だったのです。

今回、サブスクのアニメを観て気になり、読み始めたコミックでしたが、設定の斬新さに加え登場する門神(もんしん)や竈神(そうしん)など、島の化け物キャラの気味悪さが強烈すぎて怪獣マニアにはたまりません。内容も、仙薬の謎を解き明かすには、いくつものハードルをクリアしないと辿りつけないというロールプレイングゲームのようなおもしろさなのです。

執筆の合間に読み始めたのですが、先の読めない展開にすっかりハマり13巻一気に読んでしまいました。結果このコラム以外の〆切を1週間遅らせたこと、この場を借りてお詫び致します。

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