夏は、紫外線やエアコンによって髪が傷みやすい時季。「ダメージを受けた夏終わりの髪へのカラーにはいくつか気をつけてほしいポイントがあります!」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。今回はアラフィフの読者をモデルに、傷んだ髪をカラーリングするときに気をつけたいことを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)夏の終わり、傷んだ髪をどうする?
さとゆみ:ちょびっとだけ涼しくなりましたね。
八木ちゃん:ちょびっとだけ暑さが落ち着きました。
さとゆみ:さて、厳しい夏のダメージが一気に押し寄せる季節ですねえ。
八木ちゃん:そうですね。夏の間、髪は紫外線の影響を強く受けていますし、エアコンの乾燥などでも髪が傷みやすい環境だったと思います。
さとゆみ:ヘアカラーの色が抜けて黄色くなったりしやすいのもこの時季ですよね。私は夏休みの間、子どもとプールに通ったので、塩素の影響でだいぶ色が落ちました。
八木ちゃん:夏の終わりは、色が抜けた髪色を元に戻したいとか、少し落ちついた色にチェンジしたいという人も増えると思います。
今日は、そんな夏の終わりのカラーリングについてアドバイスしたいと思います。
さとゆみ:お願いします。
●夏終わりのカラーは「負担を減らす」がポイント
さとゆみ:ポイントは?
八木ちゃん:ここまで話をしてきたように、夏の終わりは髪がダメージで疲れている状況でもあります。ですから、なるべく負担を減らしてあげるのがいいですね。
具体的には、カラーリングの際に前処理や後処理をするような、髪にダメージが少ない施術を選ぶといいでしょう。
さとゆみ:最近だと、ケアカラーなどといった名称のメニューになっているところもありますね。
八木ちゃん:もうひとつ、この時季のカラーでおすすめしたいのが、リタッチです。もしも毛先の方の色が今のままでよい。伸びてきた白髪だけ隠したいというような場合は、頭全部をカラーするのではなく、リタッチといって生えてきた髪だけをカラーリングする方法もいいと思います。
さとゆみ:髪への負担も減りますね。
八木ちゃん:また、カラーリングのあとにトリートメントを組み合わせるのもよいですよ。