7月クールのドラマ中でもとくに注目を集めているのが、日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』。

そのノベライズ『日曜劇場 VIVANT(上)』が本日発売され、そちらも大きな話題に。発売に合わせて、現在第7話まで放送中の本作を振り返ります。

大人気ドラマ『VIVANT』の見どころを振り返り。公式ノベライズも必見!

豪華俳優陣が出演していることはもちろん、先の読めない怒涛の展開がSNSなどでも話題になっている本作。それもそのはず、『半沢直樹』シリーズなど、数多くの大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄監督が、完全オリジナルストーリーである本作の原作と演出を務められています。

●近年のドラマでは類を見ない壮大なスケールの物語

大手商社・丸菱商事の社内で起きた「1億ドル誤送金事件」への関与を疑われた主人公の乃木憂助が、金を取り戻すために向かった中央アジアのバルカ共和国で、さらなるとんでもない事件に関わっていくことになる…というのが本作の大まかなストーリー。

バルカ共和国で、国際テロ組織「テント」のメンバーが起こした自爆事件に巻き込まれ、その犯人だと間違えられた乃木。日本の公安・野崎守とその仲間のドラム、世界医療機構の医師・柚木薫とともに指名手配され、バルカ共和国の警察から逃亡することになります。追手から逃れるための過酷な砂漠越えのシーンの壮大さと、俳優陣の迫真の演技で一気に心をつかまれた視聴者も多かったのではないでしょうか。

自爆の際にテロ組織のメンバーが乃木に対して口にしたのが、本作のタイトルにもなっている「VIVANT」という謎の言葉。バルカと日本を舞台にして進む物語の中で、「VIVANT」という言葉はなにを示すのか、それぞれの目的はなんなのか、といった謎が次々と明かされていきます。

壮大なスケールで展開され、だれが敵なのか、味方なのか分からない緊張感に溢れた物語に、最新話が放送されると考察やストーリー予測を呟く視聴者も多く、大きな盛り上がりを見せています。なかでも、いちばんの謎に包まれていた乃木の経歴と目的が明かされ、思わず息をのむ展開となった第5話は、盛り上がりも最高潮に。

熱心な“考察班”の考察がズバリ当たっていることも多いのですが、それによって面白さが損なわれることがないのが、このドラマのすごいところ。毎話、予想をはるかに超えた、間違いない面白さで視聴者を驚かせてくれています。

●伏線盛りだくさんのストーリーを、ノベライズでも楽しめる

物語も終盤を迎え、いよいよ来週放送の第8話では、乃木が死亡したと思われていた自身の父親で、国際テロ組織のリーダーでもあるノゴーン・ベキと対面することに。

第7話の思いがけない裏切り行為で、視聴者を再度驚かせた乃木の真意は一体なんなのか? さらには、乃木が自身の運命とどう向き合っていくのかや、まだ潜んでいるかもしれない裏切者の存在、ついに思いが通じ合った薫との関係性など、ますます見逃せません。

書影

そんな話題沸騰中のドラマ『VIVANT』のノベライズ上巻が、本日発売! 原作オリジナルストーリーを完全ノベライズしており、ドラマファンは必携の1冊です。伏線も盛りだくさんのストーリーを、1話からじっくり振り返りたい! と考えている方にもおすすめ。ドラマと併せて壮大な物語をさらに楽しめること間違いなしです。

下巻は9月17日発売予定ですので、そちらもチェックしてみてください。

日曜劇場 VIVANT(上)

原作:福澤 克雄/ノベライズ:蒔田 陽平

(株)扶桑社より8月30日(水)発売

定価:1,100円(本体1,000円+税10%)

文庫判:全380ページ

日曜劇場 VIVANT(上) (扶桑社文庫)

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