ESSEonlineで2023年7月に公開されたなかから、ランキングTOP5の記事を紹介します。

54㎡の小さな団地で、長女10歳(小5)、長男8歳(小2)、次男3歳という3人の子どもと暮らすシングルマザーのライター・宮本玲花さん。3Kの間取りをふすまを取っ払って、2LDKのように使っているという宮本さんに、小さな団地で心地よく暮らす部屋づくりのアイデアを教えていただきました。

記事の初出は2023年7月。内容は取材時の状況です。

関連記事

築47年の小さな団地で母子4人暮らし。狭くて使いにくい「キッチン間取り」の解決法

小さな団地で家族のパーソナルスペースを分けて心地よく暮らす<模様替えビフォー・アフター>

私は今まで在宅で仕事をしていましたが、ご縁があり無印良品へ転職。比較的時間に余裕のあったフリーライターの環境から、“決まった時間に出勤する”というライフスタイルへ変化しました。

すると、暮らしやすいと感じていた部屋のレイアウトも、なんだかしっくりこなくなったのです。大人も子どもも暮らしやすいのはもちろん、みんなの居心地のよさを求めて部屋づくりに取り組みました。ここでは部屋づくりのポイントを2つご紹介します。

 

●1:生活動線を考えたレイアウト

【Before】少し前のダイニング一角
【Before】少し前のダイニング一角
すべての画像を見る(全8枚)

以前はダイニングの一角に冷蔵庫や食器棚を並べていました。

【After】身支度しやすく、集中しやすいワークスタディスペース
【After】身支度しやすく、集中しやすいワークスタディスペース

今回はレイアウトを変更してデスクを配置。私はデスクで次の日の持ち物を準備したり、朝メイクをしたりするので、玄関に近いこの場所が最適でした。
家の中を行ったり来たりする手間が減り、身支度の時短につながっています。

デスク側
デスクで必要なアイテムは、デスク側から取り出せるように

デスクは家族共用です。子どもたちは私よりも早く帰宅するので、このデスクで宿題をします。学校の連絡帳はデスクの右側にあるラックに専用の置き場を確保しているので、その場でしまって遊びの時間。子どもたちも、やるべきことがスムーズに終えられるようになって喜んでいます。

通路側
通路側の収納ラック

一方、家族みんなが共有で使うアイテムは、通路側から取り出せるように。子どもが自分で出し入れできる収納を整えたことで、私の負担も軽減しました。