30代の女性が、保護猫2匹と暮らすために、中古マンションを購入。テーマだった「ネコのための工夫を取り入れた開放感あふれる間取り」にリノベーションした事例です。思いきって居室すべての間仕切りをなくし、アイランドキッチンを主役とする見通しのいいワンルーム仕様に。人もネコも居心地のいい家が生まれました。

キャットウォークのあるLDK
キャットウォークのあるLDK。掃き出し窓側の壁にはキャットステップも!
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大空間にキャットウォークを融合させたシックなデザイン

Iさんの家 大阪府

  • ・家族構成:本人30代
    ・築年数:19年(2004年築)
    ・専有面積:63.60㎡
    ・設計・施工:ハコリノベ
ラウンド型の窓辺でくつろぐネコ

大阪市内にある1Kの賃貸マンションで暮らしていたIさんのもとにある日、保護猫の譲渡会で出会った2匹の兄弟ネコ、茶々と六月がやってくることに。

当初1匹だけを引き取るつもりでしたが、「多頭飼いの方がいいだろう」と判断。その結果、のちの物件探しで大いに手こずることになったといいます。

「当時住んでいたマンションはペットOKということになっていたものの、ネコはNG。そこで住み替えを考えることになり、せっかくなら間取りを好きなように変えられる中古購入+リノベーションにしようと決めました。

いざ物件探しを始めてみると、昔の分譲マンションはペットOKのところ自体が少なく、ネコ2匹となるとさらに狭き門。1年近くを費やして見つけた今のマンションは、約63㎡とほどよい広さです。扇形のユニークな形状はリノベーションでおもしろい空間になりそうだと直感。懇意にしているキャットシッターの対応エリアだったことも好都合でした。