フジテレビ「ノンストップ!」のコーナー「ノンストップ!ESSE」。プロデューサーの吾妻聖子さんに、コーナーの裏側を紹介してもらいます。
今回は金曜日のV6の坂本昌行さんのコーナー「OneDish」の、オープニングカットの裏側について教えてもらいました。
「OneDish」のオープニングカットを撮影した「東洋文庫」。インスタ映え抜群の図書館なんです!
5秒間のオープンニングカットから始まる「OneDish」のコーナー。VTRでは気さくでユニークな坂本さんですが、このオープニングカットではキリッとキメ顔のかっこいいアイドル坂本昌行の表情を見せてくれます。
このカットは定期的に変更されており、ロケには登場しないスポットで撮影されることが多いのです。
今回は、3月放送分のオープニングカットを撮影したスポットをご紹介します。
ロケに訪れたのは、巣鴨・駒込などのエリア。私も初めて訪れるエリアだったので、とっても楽しみにしていました。そこで選んだのが、「東洋文庫」というミュージアムです
聞き慣れない人も多いと思いますが、ここは、じつはすごいインスタ映えスポットなんです!
「東洋文庫」は東洋学の研究図書館。三菱三代目当主の岩崎久彌氏が1924年に設立した、東洋学分野での日本最古・最大の研究図書館なんだそうです。しかも、世界5大東洋学研究図書館のひとつに数えられているんだとか!
そんなすごい図書館が、駒込にあるなんて知らない人も多いですよね? その蔵書数は国宝5点、重要文化財7点を含む約100万冊!
なんでもマルコポーロの東方見聞録を始め、教科書に出てくるようなお宝がたくさんあるそうです。
ミュージアムですから、一般の方も入れます! 入場料を払えば、中に入って、写真を撮影することもできます。
さて、ここからが本題です。
中に入って、スタッフ一同「スゴ~イ!」となったのが「モリソン書庫」というエリア! これが圧巻の本棚なんです。
そもそもここにある本は、オーストラリア人のモリソン博士が所有していた、東アジアに関する書籍。それを1917年に岩崎久彌氏が買い取ったものなんだそうで、その数なんと2万4000点!
モリソン博士、いったいどうやってこんなに集めたんでしょう。岩崎久彌氏もよくぞ買い取りましたねって感じです!
それが、高い天井まで続く本棚にずらりと並んでいる姿は、まさに圧巻! 照明の雰囲気や、この歴史的書物が出す空気がとにかくすてきなんです。
外とは違う空気が流れているような、本にしみ込んだ歴史が溶けて出しているような、不思議な感覚になりました。
時空を超えて大切にされてきたものは、集まるとその場の空気も変えてしまうんですね。
そんな空気のなか、いつもより静かに撮影は終了!
坂本さんのすてきな表情と、本の空気がマッチして、とても雰囲気のあるオープニングカットが撮影できました。そんな裏側を想像しながら、ご覧いただければ幸いです。
また、近くに立ち寄られた方は、ぜひこのすばらしい空間に立ち寄られてはいかがでしょうか?