そろそろお盆シーズン。帰省や旅行に出かけるために準備をする人もいるのはないでしょうか? でも、無計画にスーツケースやカバンに衣類を詰め込むと、大変なことに…。そこで、スーツケースにすっきり荷物を収納するコツについて、整理収納アドバイザーの三條凛花さんに教えてもらいました。

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旅行・帰省の持ちもの整理術。収納グッズの選び方や分け方のポイント

旅行や帰省のときの持ちものを事前に用意するとき、宿泊先でパッキングするときなど、あれこれ出したり、何度もポーチをあけ閉めして探したり、無駄に時間がかかって悩んだ経験はありませんか?

長年試行錯誤してきた結果、分かったことがあります。それはパッキングするときの「分け方」を工夫するだけで、準備にかかる時間が大幅に減り、しかも目的のものがすぐに見つかるようになるということです。この記事では、スーツケースの中をすっきりと整理し、準備に時間がかからない「分け方」のコツをご紹介します。

●(1)前夜までに詰めるものと、当日詰めるものを分ける

時間

持ちものには、スマホやスマホ充電器、コスメ、メガネといった、当日朝まで使うアイテムなどがあると思います。こうした「当日朝まで使うもの」を把握し、事前に入れるスペースを決めておくと、何度もスーツケースをあけ閉めする手間がなくなり、準備も簡単になりますよ。

●(2)衣類は「使う日」別に分ける

2つめのポイントは、衣類の分け方です。

以前は「トップス」「ボトムス」「下着」というように衣類のカテゴリごとに、1人分ずつポーチに分けていました。

分けた衣類
以前の整理法

こちらは娘の3泊分の「トップス」と「ボトムス」です。ほかに「下着」「靴下」などのポーチも別にあり、これらを家族の人数分つくっていました。この方法だと、その都度組み合わせを考えたり、何度もポーチをあけ閉めしたり、コーデに必要なものを忘れたり…とプチストレスが多発します。

そこで、こんなやり方に変更。

スカート

まずは、1日分のコーディネートを考えて、一式そろえます。
このあと、これらを一気にくるくると巻きます。「朝起きてからの着替え」で必要な下着類もここにセットします(入浴後に身につける下着は不要です)。

ポーチにまとめる

家族全員分の巻いた衣類を「着る日ごとに」1つのポーチにまとめます。この写真では家族4人分の「1日分」の着替えが入っています。

これを日数分つくるだけ。ただし、シワになりやすい服の場合は分けるか、ホテルについてから使用後の浴室にしばらくつるしておくことでシワ対策をします。

こうすることで、宿泊先で時間がなくすぐに荷ほどきできないときも「明日着る分」をすぐに見つけられるようになり、スムーズに出かけることができます。