●美しい缶や硬い箱に入っているようなものは避ける

美しい缶
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お菓子が美しい缶やしっかりした箱などに入っていると、親は中身を食べきったあともなかなか捨てません。これは私自身にも言えることですが、「なにかに使えそう」と置いておきたくなるからです。もちろんその缶や箱を使うのならいいですが、母たちの世代はそういう缶や箱が、すでに押入れや納戸にたくさんたまっているものです。

大事にしてきた缶や箱を、高齢の親にどんどん捨てろというのは、なかなか難しい。せめてこれ以上は増えないようにと、私は手土産を選ぶとき、軽い紙の箱に入ったものか袋に入っているものを買うようになりました。

また、食べやすいプリンや水ようかんがおすすめと先に書きましたが、これも缶入りのプリンや水ようかんより、プラスチックのいれものに入っているものの方がいいかもしれません。自治体によっては、プラスチックゴミなら、燃えるゴミとして回収してもらえるからです。

●手土産は親とのコミュニケーション

お土産を買うときに捨てるときのことまで考えて渡すなんて、楽しくないかもしれません。でも、高齢の親にとっては、子どもからもらうものは包み紙やリボンにまで愛情を抱くこともあるので、たまっていく可能性はあります。これ以上ものが増えないようにすることや、捨てやすいパッケージのものを選ぶということも、考えてあげるといいのではないでしょうか。

また、お土産を何にするかと同じくらい大事なのが、そのお土産を挟んで親とちょっとした会話をすることだと思います。食べやすいこと、早めに食べきれること、捨てやすいパッケージのものにすること、これらを意識して選んでみてほしいです。

この夏、ちょうどいいものを手土産にして、思い出に残る楽しい会話ができますように。

 

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