暖かくなり、春物の服を着る機会が増えました。さっそくですが皆さんのクローゼットは、朝のコーディネート決めや衣替えがしやすいクローゼットですか? 朝の支度時間は慌ただしく、衣替えも年に数回のことなので、ストレスに感じていながらもなんとなくそのまま、なんて人もいるのではないでしょうか。
「クローゼットにも簡単なルールをつくることで、使いやすくいつも整うクローゼットになりますよ」と語るのは、整理収納アドバイザーの小林尚子さん。快適なクローゼットにするポイントを教えてもらいました。
使いやすくて片づけやすいクローゼットにする5つのテクニック
●1.定期的に洋服を見直して8割収納に
すべての画像を見る(全11枚)数を絞ることで洋服の出し入れがスムーズになり、洋服もシワにならずキレイに保管できます。逆に、一年に一度も出番のない服はクローゼットから出し、リサイクルショップなどへ持っていきましょう。
ここで考えてほしいことがあります。それは「出番なき服には理由がある」ということ。
・コーデしにくい
・着ていくところがない
・着にくい、着心地が悪い
・同じ色や似たような洋服がある
など、いろいろな理由があると思います。同じことを繰り返さないためにも、手放す前にいったん立ち止まって考えてみましょう。
●2.シーズンを分ける
「オン」「オフ」「通年」の3つに洋服を分けます。
奥行きあるクローゼットの場合は、奥にオフシーズンのものを収納。こうしておくと、オンシーズンの服が格段に探しやすくなります。
ハンガーにかける服なら、右側をオンシーズン、左側をオフシーズンといった具合に分けることも可能です。
衣装ケースの場合は、出し入れしやすい手前をオンシーズ、奥をオフシーズンに。
もちろん、オフシーズンの服を別のところにまとめておくのも手。服を並べかえるだけで衣替えが完了するので、手軽です。
●3.クローゼットに合った収納を使う
衣装ケースを買うときは、まずクローゼットが空の状態で採寸します。奥行きや扉に衣装ケースの引き出しが当たらないサイズにすることがポイントです。
ハンガーポールにかけるハンガーは同じ種類のものでそろえると統一感が出てスッキリ見えます。キレイな状態で着るためや、取りやすさ&しまいやすさのためには、洋服同士に余裕をもたせ、ハンガーをかけすぎないこと。
●4.関連して使うものをひとつの引き出しにまとめる
たとえばズボンと靴下。セットのごとく、近い場所に収納しておくだけで、出したりしまったりする作業がスムーズになります。
●5.翌日のコーデをまとめる場所をつくる
忙しい朝、コーディネートが決まらなくて慌てふためいたことはありませんか?
コート、スカーフ、バッグなど組み合わせを考えておくだけでも朝の時間が違います。
1~5を一度にやるのはハードルが高いと思うので、1からできることを試してみてください。徐々に整ったクローゼットに変身しますよ。