フジテレビ「ノンストップ!」のコーナー「ノンストップ! ESSE」。プロデューサーの吾妻聖子さんに、コーナーの裏側を紹介してもらいます。 今回は、トマトのおいしいレシピについて教えてもらいました。

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笠原将弘さんに教わるトマトのおいしいレシピ

吾妻
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7月に入り、本格的な夏がやってきましたね。ESSEコーナーはバタバタとスタッフが入れ替わり、慣れないスタッフたちが、笠原さんや多くの方の優しさに包まれながら、生放送を進めております。夏はさっぱりとしたものが食べたくなるからと、冷たいレシピやお酢を使ったレシピが多くなります。料理をしないスタッフも、笠原さんのレシピアイデアでいつも勉強させていただいてます。

●トマトは魚やお肉との相性も抜群

トマト

さて、今回のお話の主役はトマトです。トマトは夏野菜の代表格。ビタミンやカリウム・食物繊維などバランスが取れた栄養が豊富なので、おすすめの野菜です!

カジキのトマト炒め

この日紹介したレシピは、「カジキのトマト炒め」でした。トマトには旨味成分のグルタミン酸が豊富に含まれるので、魚介類や肉類と一緒にお料理すると、一層おいしさが増します。私は「おかず道場」以外にも、「おうちで世界ごはん」というコーナーも担当しているのですが、出汁がない国では、トマトを出汁代わりに活用する国も少なくありません。それくらいトマトには旨味が詰まっているんです。

●絶品!トマトの「冷製スープ」のつくり方

トマトの冷製スープ

この日の「笠原の眼」のコーナーではそんなトマトの目から鱗の活用法を教えていただきました! それが「トマトの冷製スープ」です。こうやって、レシピ名だけお伝えすると「あ~はいはい。ミキサー使ってつくる面倒くさいやつね」と思われるかもしれません。でも、このレシピは、ミキサーも、火も使わないんです。

つくり方はとっても簡単。まず、トマトをおろし金ですりおろします。すりおろすとき、横半分にカットしてからすりおろしてみてください。カットした面をおろし金に当ててすりおろしていくと、綺麗に皮だけ余ります。皮は使いません。トマト(2個)をすりおろしたら、そこに塩(小さじ1/2)と砂糖(大さじ1/2)、さらにオリーブオイル(小さじ1)を入れて混ぜ合わせます。混ぜ合わせたら…完成です。あとは、冷蔵庫でキンキンに冷やすだけ。

これ、すごくないですか? 暑い時季にこれならつくってみようと思いますよね? しかもこれ、めちゃくちゃおいしいです。使っている調味料は塩と砂糖だけなのに、なんとも深い旨味が詰まっています。これがトマトの力なのか、と感動するほどです。ミキサーも使っていないのに、舌触りもとっても滑らか。冷たいので食欲がなくてもスルスル入っていきます。

笠原さん曰く、辛いのが好きな人はタバスコを入れるのもおすすめとのこと。夏の暑いキッチンに立つのは誰でも嫌ですよね。私もキッチンに立つ時間をどう減らそうかと、毎日手抜きレシピばかり考えています(笑)でも、すりおろして混ぜるだけのこのスープなら作ろうと思えるんです。しかも、これ出すととっても手の込んだ料理に見えるのもポイント! だって皆さん思い出してください「トマトの冷製スープ」と聞いて、面倒くさそう! って思ってましたよね? とっても簡単なのに、見た目は面倒くさそうなんです(笑)素晴らしいレシピですよね?

ぜひぜひ、この暑い夏、少しでもラクするために、このレシピをご活用いただければと思います!

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