食欲のない日でも無理なく食べられるそうめんは、夏の定番メニュー。でも、「ちょっと飽きちゃった…」なんてこともありますよね。かと言って、手間をかける時間もない。そんなときにぴったりな、身近な食材で簡単につくれるそうめんレシピを、予約のとれない和食屋「賛否両論」店主の笠原将弘さんが教えてくれました。
シャキッとした歯ざわりが光るキュウリが主役のそうめん
用意するおもな食材は、キュウリ、カニかま、レモン。「キュウリは塩もみしてから、しっかり水気をしぼって、シャキシャキ感を引き出します」と笠原さん。
塩もみするだけで水っぽさがとれるので、つゆの味もなじみやすくなります。
レモンとカニかまで彩りを加え、酢を使ったつゆを冷やしてかければ、味わいも見た目も清涼感たっぷりの夏の麺のでき上がりです。
●キュウリもみの冷やかけそうめん
【材料(4人分)】
- キュウリ 2本
- そうめん 6束
- A[だし汁5カップ みりん大さじ4 しょうゆ、薄口しょうゆ、酢各大さじ2 砂糖大さじ1]
- ショウガ 10g
- レモン 1/2個
- カニ風味かまぼこ 60g
- 塩 小さじ1
【つくり方】
(1) 鍋にAを入れてひと煮立ちさせ、冷ましてから冷蔵庫で冷やしておく。
(2) ショウガはすりおろす。レモンは輪切りにし、カニかまは食べやすくほぐす。
(3) キュウリは小口切りにし、塩をまぶしてしんなりさせ、さっと洗って水気を絞る。
(4) そうめんを袋の表示どおりにゆで、冷水に取って洗い、ぬめりを取る。氷水に入れて締め、水気をきる。器にそうめんを盛って(1)をかけ、(2)、(3)をのせる。
[1人分358kcal]ESSE8月号の別冊付録「プレミアムな節約おかず」では、4人の達人シェフが夏野菜を使った簡単レシピを紹介。和食の笠原さんをはじめ、フレンチの三國清三シェフ、中華の田村亮介シェフ、イタリアンの森シェフも登場! なかには1人分100円台のレシピもあり、有名シェフの味を簡単におうちで楽しめます。