著書やSNSで心地よいライフスタイルやファッションを発信し、そのシンプルで自然体な暮らし方は世代を超えて支持されている、結城アンナさん(67歳)。先日、料理、ファッション、家族のこと、愛犬の保護犬のことなど今の結城アンナを語る上で欠かせない思いが詰まった『Then&Now』を発売し、話題に。今回は、保護犬のオジーについて紹介します。
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結城アンナさんの著書『Then&Now』(扶桑社刊)から、抜粋にて紹介します。
●保護犬OZZY(オジー)は我が家の宝物
わが家の歴代ワンちゃんは、娘が子どもの頃に迎えたジャーマンシェパードのアレックスに始まり、オールドイングリッシュシープドッグのサンタ、ジャーマンシェパードのトスカの3匹。どの子も可愛くて、頭の良い大型犬でした。
トスカが亡くなって何年かの間はドッグレス状態が続き、犬は大好きでまた飼いたいと思っていても、自分達の年齢を考えると最後まで飼うことができるかどうか自信が持てずにいました。そんな私たちを見た娘が「小さい犬にすればいいのよ。トスカ達とは全然違うけど、本当に可愛いよ!」と背中を押してくれました。人間の都合で保護犬達の置かれた悲惨な状況は知っていたので、もし次に飼うなら小型の保護犬と決めていました。
そして探し始めて間もなく出会ったのがオジーです。オジーはこの家に住んでいる私達を守ることが自分の大事な仕事だと思っているみたい。ドアのチャイムが鳴ると、真っ先に飛んでいって耳が破けるくらい大きな声で吠えて知らせてくれます。わが家に来て間もない頃はその興奮状態を抑えられず、訪ねた人に噛みついてしまうことも。
それには私も驚き、悩んで、散歩の工夫や他のワンちゃんとの交流、簡単な訓練など、アレコレ試しているうちにオジーにも小さな変化がみられるようになりました。落ち着きが出て私達とコミュニケーションが取れるように。“お庭に出して”、“ご飯ください”、“遊んで”、“2階に上がって寝ましょう”などのアイコンタクトを始め、手をツンツンと触ってきたら“なぜなぜして”の合図もあります(笑)。
オジーの遊びは、私とのオモチャの取り合いとテーブル周りをグルグル回る追いかけっこ。大好きなのはダディとガレージで過ごすこと。救急隊のサイレンに便乗して遠吠えをするようにもなり、わが家はますますにぎやか。
犬にも自分を限りなく愛してくれる相手が必要です。それは一緒に遊んでくれて、寂しいときや自信をなくしたときには抱き締めてくれる、嬉しいときには一緒に喜んでくれる人。オジーは我が家の大事なプリンス、私達の心の支え!「オジーがうちに来てくれて、私達は本当にラッキーだよね」って、いつもダディ(岩城滉一さん)と話しています。
結城アンナさんの著書『Then&Now』(扶桑社刊)はただいま発売中。