主菜は決まっても主菜に合わせる副菜が思いつかない、という悩みをもっている方が多いのではないでしょうか。そんなときは安くておいしい旬野菜を使いましょう。季節感が出るだけではなく、レパートリーのマンネリ防止にもなります。人気日本料理店「賛否両論」店主・笠原将弘さんに、簡単で手軽につくれる夏野菜の副菜レシピを教えてもらいました。
【笠原流】夏野菜の定番トマトをつかったおかず
技術の進化でさまざまな野菜が一年じゅう食べられるようになりました。しかし、やっぱりどんな野菜も旬の時期がいちばんおいしく食べられます。トマトが多く出回る夏に何度もつくりたくなるレシピを紹介します。
●紫キャベツとトマトのサラダ
すべての画像を見る(全2枚)簡単で食卓映えバツグン! はちみつで甘酸っぱい味に。
材料(4人分)
- 紫キャベツ 1/2個
- トマト 2個
- 塩 少し
- A[サラダ油大さじ3、酢大さじ2、はちみつ、薄口しょうゆ各大さじ1、ショウガ(すりおろす)小さじ1]
【つくり方】
(1) 紫キャベツは太めの千切りにして塩もみし、しっかり水気をきる。
(2) トマトはヘタを除き、皮を湯むきしてくし形切りにする。
(3) ボウルに(1)と(2)を入れ、Aを加えてさっとあえる。
●ミニトマトとパプリカのショウガマリネ
鮮やかな彩りとショウガの風味が食欲を刺激!
材料(4人分)
- ミニトマト 1パック
- パプリカ(赤) 1個
- ショウガ 30g
- A[酢、水各1/4カップ、砂糖大さじ3、みりん大さじ1、塩大さじ1/2]
- オリーブオイル 大さじ1
【つくり方】
(1) ミニトマトはヘタを除き、底に包丁で十文字に切り目を入れる。パプリカはヘタと種を除いて縦に細切りにする。ショウガは薄切りにし、さっと洗う。
(2) 鍋にAを入れて中火にかけ、煮立ったら(1)のショウガを加えて弱火にし、1分ほど煮て火を止める。
(3) ボウルに(1)のミニトマトとパプリカを入れ、(2)とオリーブオイルを加えてさっとあえる。表面にはりつけるようにラップをし、冷蔵庫に3時間以上おいて味をなじませる。
おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう
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