●心得2:目的はすっきりさせることではなく「安全」かどうか

安全な動線を確保したい場所から始めるのがベター
安全な動線を確保したい場所から始めるのがベター
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片づけを始めようとすると、ついものをどんどん捨てたり、収納用品をそろえて見た目をすっきりさせたくなりがちですが、これがじつは間違い!

以前の私は「使わないよね?」と言いながら、捨てることを第一優先に考えていたため、家族から反対された経験があります。まずは実家の片づけは安全性を高めることが最優先。そうすることで、挫折することなく続けられるように。なるべく親の習慣や日々の生活導線を変えずに片づけを進めました。意識したことは、以下の2つです。

(1) ケガすることなく安全に動けるか
(2) 考えこむことなくストックなど持ち物を把握できる状態かどうか

最初からものを捨てることにこだわらず、床置きのものを種類ごとにまとめてつまずかない場所に置く。脚立に乗って取らなくてはいけないものは、下段に移動させる。など、安全を考えてることで片づけがスムーズになります。

●心得3:すぐに結果を求めず長期戦で考える

ゴミ
お互い疲れないように1時間制限で片づけ。1時間でもこれだけのゴミ

現在私は2週間に1度、親の通院のつき添い後に実家に立ち寄り、制限時間を設けて引き出しひとつ、テーブル上だけなど場所を区切って片づけています。

要不要の判断は両親だけでなく私も長時間続けると疲れてしまいます。両親が元気なうちはいっきに片づけきろうとせず、「コツコツ片づけ続けることができれば成功!」くらいの気持ちでよいと思います。

おやつタイム
片づけ後のおやつタイムはマスト。母との会話を楽しみます

一気に終わらせたい気持ちが強いとついものを捨てたくなり、両親に当たりが強くなってお互い嫌な気持ちになりかねません。

実家片づけは長期戦。私もまだまだ片づけ中です。実家片づけ中の方、一緒にほどほどにがんばっていきましょう。