バブリーキャラでおなじみの平野ノラさん。元汚部屋出身だった過去から一転、今はすっきりした部屋に夫と娘と暮らし、片づけ本を出すほどの片づけ達人に。そんなノラさんが、読者の片づけ悩みをバブリーに解決します! 今回は、「捨てて後悔したものはある?」という読者の疑問に答えてくれました。

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平野ノラさんの「まだ使える食器」の手放し方。「もったいない」より大事なこと

後悔したくないから捨てられないはもう既に後悔している?!

平野ノラさん
平野ノラさん
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やっぴー! 連休も終わり薔薇が美しい季節になりました。私にとって5月はくせもので、やる気スイッチがなかなか入らずグータラしてしまう時季でもあります。
「部屋は自分の心を映す鏡である」。まさに毎年5月は痛感していて、紫陽花が咲く6月にはウソのようにノリノリイケイケに片づけもはかどる! そんな人間らしいサイクルでお届けしています。

 

●今月のお悩み

捨てて良かったもの、後悔したものはありますか?(tamaさん・40歳・千葉県・夫、長女の3人家族)

「捨てて後悔したもの」という質問が毎回とても多いんです。人はだれしも失敗したくない、損したくないという気持ちがありますからよくわかります!
でもじつは手離そうか? と考えている時点で、もう既にそのものに対して多少なりとも後悔していて、ただただ捨てるのを先延ばしにしているだけかも?!

●後悔を恐れるより「手放せた」という捨て成功体験を積んで行こう!

(1) 後悔したくないなら、とことん「テスト」してみる!
「これ捨てると困りそう」と思うものは、すべて箱に入れて、半年~1年どこか見えない場所に置いてみて。それで実際に暮らしてみるのです。ほとんどの場合はなくても普通に暮らせる、となります
見えないだけで、そのものの存在や、毎回見るたびに「なんとかしなきゃ」という気持ちが消えていきます。それをぜひ体感・納得してみてください。

 

(2) それがなかったときに起きる最悪の事態を考えてみよう!
思い出の品は買い戻すことはできないので慎重に向き合うべきですが、必要になったときに直ぐに手に入るものならどうでしょうか。
まず、代用できるものを持っているか考えてみて。たとえば食器なら、代用できるお皿やカップがありませんか? 棚の奥に眠っている使わない食器類なら、捨ててしまっても代用品があるはず。
その反面、「使いたいときにすぐ買うことができないもの」はよく考えてから捨てるようにしましょう。

 

(3) 後悔しないもの選びも、後悔しない捨て方も絶対にある! とは言いきれない!
衝動買いをしてあとで後悔! なんてよくありますね? なら捨てて後悔だってあってもいい! 学びながら自分の理想の暮らしに近づけていく。そして、捨てるときは「これがなくても大丈夫。もし万が一必要になっても、なくてもなんとかなるか、似たようなものを手に入れることができるか、もっといいものが入ってくる」というポジティブな気持ちで望むべきです。自分の未来を信じて自分を信頼する! これは片づけだけじゃなく生き方にも表れてきます!
だから私は、捨てて後悔したものはひとつもありません!