外から室内が見えないように型ガラスを使っても、じつは安心できません。ふとしたきっかけで、夜に脱衣所のシルエットが外から見えることに気づいた日刊住まいライター。その対策のために、ガラスフィルムの目隠しシートを使って、自分で窓に貼ることにしました。水を使って簡単施工という手軽さです。その様子と実際の効果についてレポート。
すべての画像を見る(全9枚)脱衣所の型ガラスの窓。外からの見え方が気になる
筆者は夫と子ども2人の4人家族。6年前にハウスメーカーで注文住宅を建てました。家づくりでは、カーテンをつけるほどの大きさではないけど、プライバシーが気になる窓に、型ガラス(外から見えにくいよう表面に模様をつけたガラス)を採用しました。
脱衣所の窓もそのひとつです。この窓は、脱衣所が北側にあり、暗くなりがちな場所なので、採光目的でつけました。日中はこの窓のおかげで、脱衣所が明るくなって気持ちがいいです。
しかし、この型ガラスの窓の前が、お風呂から出て体をふいたり着替えたりする場所。夜に外からこの窓を見ると、どのように見えるのか気になり、夜に撮影してみました。
これがそのときの写真です。窓の奥、50cmほど離れた場所にかけている服のシルエットが、しっかりと見えています。シルエットだけでなく、うっすらと青い色の服というのもわかります。
脱衣所の窓は道路からも見える位置にあるため、この夜間の見え方に気づいたときはとても驚きました。
窓の前で入浴後に体をふいたり、服を脱ぎ着したりすることを考えると、この状態のまま脱衣所を使用するのは不安です。
この窓の向こうが、階段や廊下なら、そこまで気にする必要はないかもしれません。しかし、この窓からは、下着姿(場合によっては裸の姿)のシルエットが、外から見えてしまう可能性が! 早急に対策をとらなければいけないと思ったのです。
水で貼りつけられる目隠しシートで対策
ネットで調べれば、窓の目隠しには、さまざまな商品があるのがわかります。筆者が気になったのが、ガラスフィルムという目隠し用のシートです。
ノリがついていないプリズムガラスシートという商品で、水で貼りつけるだけという簡単なもの。商品説明を見ると、UVカット効果も高く、ガラスの飛散防止にも役立つということ。デザインも10種類以上あり、選ぶ楽しさもありました。
ガラスフィルムのデザイン性や機能面に魅力を感じたので、さっそくネットで購入。値段は90×100cmで1490円(税込み)でした。ロール状で届き、自分でカットして使うタイプです。
まず、貼りつけたい窓のサイズに合わせて、ガラスフィルムをカットします。窓の汚れをきれいにしてから、写真のように霧吹きなどを使って窓に水を吹きかけます。
カットしておいたガラスフィルムを上から丁寧に貼りつければOK。簡単にはがれるので、失敗しても何度でもやり直しできます。
最後に貼りつけたガラスフィルムの空気を抜いたら完成です。