コツコツ節約しているのに、なかなかまとまった貯金にならない…。
そんな悩みを抱えている方にぜひ読んでいただきたいのが、ESSEが取材した読者・松本幸恵さん(仮名)のケース。結婚9年目で、その貯金額はなんと2000万円!
想像を絶するほどの節約生活を送っているのかと思いきや、そんなことはありません!
暮らしも節約も楽しみながら、確実に成果を上げているスーパー主婦が実践していることをお見せします。
“節約の工夫を楽しむ”だから無理せず貯められる
【松本幸恵さんのプロフィール】
(仮名・東京都・36歳)
・家族構成/夫(41歳)、長女(7歳)の3人家族
・世帯年収/570万円
・現在の貯金額/2000万円
・最高貯金額/2000万円
・達成までの期間/8年
学生時代からコツコツ貯金を心がけていたという松本さん。結婚時には、貯蓄が1000万円を突破。
さらに夫も貯め体質で、共働きをやめたあともペースを落とさず貯め続け、年100万円以上の貯金などで資産を増やし、貯金2000万円を達成しています。
松本さんのやりくりは、「毎月の先取り貯金に加えて、生活費をいくら余らせられるか、ゲーム感覚でムダを見直すことを楽しんでいます」と、とてもシンプル。
「どんなに効果的な節約ワザも、ストレスになると続きません。ラクで楽しめる節約が私にはいちばん」と語ります。
●旅行前には家族でプランを話し合う
すべての画像を見る(全9枚)家族旅行は下準備からとことん楽しみます。まずはガイドブックで行きたい場所を子どもと相談。
「観光スポットや名物料理を調べ、子どもと一緒にプランをイラストに描いて夫にプレゼンします(笑)」
旅行前から気分が盛り上がり、行きたい場所ももれなく回れて経済的。
●モニターサイトでプチ稼ぎ
隙間時間に、ポイントがもらえるモニターサイトでプチ稼ぎ。
「簡単なアンケートに答えるのは楽しいし、あいた時間ですぐできます。謝礼はママ友とのランチ代に大活躍しています」
●アイデアはノートにメモ
「まとめ買いは、福引の抽選券の引換期間に」など、節約アイデアを思いつくとノートにメモ。
「思うだけでは忘れてしまいますが、書くことで覚えられて実行に移せます」
大きな貯金も、小さな工夫の積み重ねあってこそ!
●“リボベジ”をグリーン代わりに
水に浸しておくだけで、もう一度成長して食べられる、豆苗などのリボベジ(再生野菜)は、かわいい器に入れてキッチンのアクセントに。
「2、3回は収穫でき、エコにもなって一石二鳥!」
“ムダなものは家に入れない”この潔さがお金を呼ぶコツ
もうひとつ松本さんが心がけているのが、“ムダ”をなくすこと。そのために決めているルールとは?
●ものを買うときはひとつ手放してから
洋服や靴は、今あるものを処分してから買い替えるのがルール。
「気に入ったコートがあっても、『今のコートを処分してでも欲しい?』と自問すると、意外に買わなくてすむもの。衝動買いのブレーキになります」
●ストックは必要最低限しかもたない
調味料や日用品のストックは必要最低限で、トイレットペーパーも棚に置ける分だけ。
「部屋が散らからず、管理も簡単。在庫がすぐわかって、重複買いもありません」
●買い物は使いきれる量だけ
週3回買い物に行って、1回の予算は1500円以内。
「広告の品を買って、2、3日分で使いきれるように献立を考えます」
週末は、残り物で夫が料理をつくってくれて、冷蔵庫の中はいつもスッキリ!
●子どもと一緒の買い物は個人商店に
子どもとスーパーへ行くとお菓子をねだられるので、買い物は子どもが学校や習い事に行っている時間に。
「休日で子どもが一緒のときは、青果店など個人商店に。危ないところには近づきません(笑)」
生活も楽しみながら、でも着実に貯蓄は増えていく松本さんの理想的な暮らしぶり。真似できることがあったらとり入れて、貯まる生活を始めてみませんか?