バブリーキャラでおなじみの平野ノラさん。元汚部屋出身だった過去から一転、今はすっきりした部屋に夫と娘と暮らし、片づけ本を出すほどの片づけ達人に。そんなノラさんが、読者の片づけ悩みをバブリーに解決します!
かわいいと便利さを兼ね揃えた「名選手」を見つけて今、大活躍させよう!
すべての画像を見る(全4枚)今回は、つい集めてしまって捨てられない「缶や箱」の持ち方・捨て方について教えてくれました。
●今月のお悩み
お菓子の缶が捨てられないです。捨てられないのに、かわいい缶を見つけては買ってしまいます。(きくももさん・35歳・東京都・夫)
いやぁ~わかります! 缶ってなんであんなにかわいいのでしょう! 先日、私も仕事現場に「皆さんでどうぞ」と差し入れされたクッキーの缶がキュートでどうしても欲しくて…スタッフにお願いして譲ってもらいました(笑)。
たかが缶、されど缶ですが、出会っちゃいました! どう使おうか? ときめきを与えてくれますね。
●なにかに使えるかもという考えをなくそう!
なにをするにも容器は役に立つし、かわいかったりしたらなおさら~! そういった気持ちが缶や箱を捨てられなくしますよね。“なにかに使えるかも”という思考の癖。それ今すぐ治せないなら、ぜひ使ってみましょう! ものは使ってこそもの! 楽しく使ってこそ見えてきます。
●「缶や箱」の持ち方・捨て方のポイント
(1) 監督になったつもりでどう使うか「役割」を考えましょう!
あらゆるものに共通することですが、使えるかどうかよりも自分が使いたいかどうか!
ただただ残す前に考えましょう。せっかくときめく缶や箱に出合っても、使わなければゴミ同然! ならば役割を考えましょう。あなたはわが家(チーム)の監督! 生かすも殺すも監督次第です。見るたび、手に取るたびにお気に入り選手にキュンと大活躍してもらいましょう!
(2) わが家で活躍中の缶は、ノラ監督が集めたチームノラの一軍のみ!
わが家には、ベンチで待機してるような使われてないストック品はありません。いつかじゃなく、今活躍できるか? ジャストフィットしているか? 使いやすいか? かわいいけど…など、「けど」がついていませんか? そもそも箱の中に入れて見えないようにしているようなものは、いらないものかもと、徹底的に見定めます。もちろん! 新たなよりよい缶が入ってきたら、惜しみなく戦力外通告もいとわず入れ替えます。
(3) 使う容器は使用頻度が高い4番バッターで起用!
容器類は便利なように思えても、それなりの空間を使います。また、中が見えないから缶の中身を忘れがち。ならば、絶対使うものを入れましょう。たとえば、わが家は裁縫入れにしているお菓子の缶(写真中央上)。糸が増えてもいいようにゆとりをもたせています。
写真の右下の赤い缶は娘のカード入れ。入浴剤が入っていたものなので、振ると音が鳴りほのかにいい香りも。あける・しまう・フタをする・音を鳴らす動作が子どもなら遊びになります。
写真中央下の色んなヘアピンの大きさが入る缶は、フタが外れないタイプだと便利! 収納の神は細部に宿りますから妥協しないで! 名監督になったつもりで楽しみながらものを活かしてあげてください。