2023年4月28日よりディズニープラスで独占配信中の、映画『ピーター・パン&ウェンディ』。大人になりたくない少女ウェンディや永遠の少年ピーター・パンの成長や葛藤・戸惑いを描き、注目を集める本作の公開を記念して、ESSE読者180人に「子どもの成長」にまつわるエピソードを募集。映画の名シーンと合わせてご紹介します。
ESSE読者180人に聞いた!子どもの成長を感じた瞬間
『ピーター・パン&ウェンディ』は、過去に舞台や映画・アニメーションとしても公開された名作「ピーター・パン」を新たに実写映画化。大人になり、慣れ親しんだ家を離れることに不安を抱えたウェンディが、永遠の少年であるピーター・パンと出会って夢と冒険の旅に出るファンタジー・アクション・アドベンチャーです。
物語の中に出てくるピーター・パンやウェンディを通して描かれるのは、変わることへの戸惑いと葛藤。そして、それらを乗り越えるために、自ら考え行動することで得られる自信です。
ピーター・パンやウェンディと同様、みなさんもわが子の発言や行動にハッとさせられるような「成長」を感じたシーンがあるのでは? ということで、子どもの成長を感じた瞬間や、逆にまだまだ子どもだと思った瞬間、さらには子育てを通して自分自身も成長した体験について聞いてみました。
●うちの子、成長している!と思った瞬間
親が驚きや感動を覚えるような、子どもの成長を感じた瞬間はありますか? と読者にアンケートをとったところ…。
<Q:子どもの思わぬ成長にハッと驚かされたことはありますか?>
・YES…180人
なんと、すべての方が子どもの成長に驚かされたことがあるという結果に。「成長」を感じたシーンは、日々たくさんあるようです。
■長男(7歳)が家で転んであごを3センチほど切りました。泣いている弟に、長女(10歳)が「痛いよね? 大丈夫、大丈夫。ティッシュで押さえるんだよ。大丈夫」と優しく声をかけていたことに驚きました。いつの間にそんな優しい言葉をかけられるようになったのかと…。私が寄り添いの声掛けが苦手だったので余計に驚き、娘の姿に成長を感じました。(茨城県・45歳)
■普段はなにもしない長男(13歳)が、私の具合が悪く病院に行った日、なにも言わず家族全員分の夕飯のあと片づけをして、風呂を沸かす準備をし、下の子の面倒を見ていました。そして最後、私に「大丈夫? ほかにやることある?」と言ってきました。そんな息子はイケメンに見えました!(福島県・40歳)
■ダンスの発表会、親の心配をよそに長女(10歳)は、しっかり振りつけを覚えて立派に発表会を成功させました。振りつけだけでなく、当日の段取りなどを友人と協力しながら取り組む姿に、成長を感じました。(神奈川県・40歳)
自分がいないとなにもできなかった小さかった子どもが、気が付いたら体も心も大きく成長し、自分の脚で立とうとしています。そんな子どもの成長に驚きながらも、感動を覚える親は少なくないでしょう。
ピーター・パンは永遠に大人にならないキャラクターで知られますが、勇敢にフック船長に立ち向かう姿は頼もしく思えます。
●子どもは子どもなりにがんばっていると思った瞬間
子どもには子どもの世界があり、その中でいろいろと迷いや葛藤があります。親が介入しにくい世界の中で、自分なりに答えを見つけようと迷い、考え、生き抜く術を身に着けていきます。
■長男(15歳)がどうしても入りたい高校がありましたが、点数的に厳しく私はランクを下げることをすすめました。が、息子は一度も揺らぐことなく志望校を変えませんでした。私は陰ながらサポートすることしかできませんでしたが、結果は見事合格! やり遂げた息子を頼もしく思いました。(宮城県・54歳)
■高校サッカー部でキャプテンを務めていた長男(18歳)。反抗期なのもあって、学校のことなどを話すことはほとんどありませんでした。そんな中、ある日、退部した元サッカー部の下級生の保護者に声をかけられました。なんでも退部にあたって息子が下級生の話を聞きアドバイスをし、顧問のもとまで一緒に話に行くのにつき合ったとのこと。その保護者の方からも感謝の言葉をいただき、頼り無いと思っていた息子が、いつのまにか下級生の面倒をみれるまでに成長していて、感慨深いものがありました。(51歳・千葉県)
■イジメに遭い教室に入れず、辛い思いをした事もあった長女(17歳)。辛かったと思います。そんな中、友達に支えられながら相談室に通い、少しずつ教室に戻り立ち直れたこと。傷つけた子を好きにはなれなくとも、恨むでもなく仕返しするでもなく、その気持ちから克服できた長女。長女の気持ちを思うと今でも涙が出ます。(岐阜県・43歳)
子どもが毎日メインで過ごすのは、学校の場合が多いはず。親の知らない世界で悩みながらもがんばっている子どもを信じ、助けを求められるまではむやみに手を出さず見守るのが親の役目かもしれません。
映画の中のウェンディも思い悩みますが、さまざまな経験を通して、自身で最適解を見つけていきます。
●でも…まだまだ子どもだなぁと微笑ましく感じた瞬間は?
子どもの成長は日々喜びではありますが、少し寂しくもあるもの。親心は複雑です…。
<Q2:子どもの成長を感じる瞬間は、親にとってどんな気持ちですか?>
・うれしい…111人
・うれしさ半分、寂しさ半分…67人
・少し寂しい…3人
「成長して大人になったな…」と思っていたら、まだまだ子どもだなぁと感じる瞬間も。「やれやれ…」と思いながらも、少し笑ってしまいます。
■1本のジュースを渡すと、弟の分と自分の分、ミリ単位できっちり分けようとする長男(17歳)。(愛知県・51歳)
■長女(15歳)が夜、「ママまだ寝ないの?」と一緒に寝たがるとき。(東京都・47歳)
■言い間違いが多い長男(11歳)。「ビシバシ言うからな!」を「ズビバジ言うからな!」と言ったり、「力作」を「デキサク」と言ったり、肩の力が抜けるかわいい言い間違いをよくするので、とても和みます。(愛媛県・41歳)
■長男(7歳)は、外食に行くと大人メニューを食べたがる一方で、お子様セットのおもちゃも欲しくて葛藤している姿がかわいいです。(滋賀県・38歳)
■長男(19歳)は、細長い棒を見つけると、刀のように振りかざしてあそんでいる。(北海道・49歳)
映画の中のピーター・パンはずっと少年のまま。それも魅力のひとつですね。
●子育てを通して、自分も成長したと思えるときは?
子育ての経験を通して、親自身も成長していると感じるときがあります。
■独身の頃は絶対にこうじゃないと! と完璧主義な面がありました。長男(13歳)、二男(10歳)の2人を育ててみて、子育ては自分の思い通りにはいかない、と学びました。今では周りの人やものごとを「まぁ、いいか」「こういうのもアリか」と色んな角度から見られるようになりました。(新潟県・50歳)
■長女(11歳)が低学年の頃は消極的でしたが、今では委員会の委員長に立候補するまで積極的に。そんな娘を見て、面倒臭がり屋の私が「なにかやってみようかな…」という気持ちになり、昨年度は学校ボランティアに立候補しました。(神奈川県・52歳)
●自分が子ども時代に、大きな成長のポイントとなったエピソードとは?
親も昔は子どもでした。自分の子どものころを思い返してみて、これが成長のきっかけだったと感じる経験があるはず。
■一人っ子で育ったのでマイペースでしたが、みんなで協力したり楽しんだり。そうした経験を通して仲間の大切さもよりわかるようになりました。親となった今、自分を育て直している最中だと思います。これまで自分を育ててくれた親の気持ちも、ようやくわかるようになりました。(群馬県・45歳)
■18歳とき、初めて親元を離れて1か月間、学校の留学制度を使ってイギリスに行きました。ああしろ、こうしろと言われることから解放されて自由を感じた反面、自由には責任が伴うということを知りました。2つ学年が上の人たちと仲良くなり、一緒に過ごす中で人を思いやる気持ちを自然と見せてもらい、学ぶことができたのも大きかったです。(東京都・43歳)
映画に登場する妖精のティンカー・ベルは、いつもピーター・パンを信じそばにいてくれる存在。親と子の暮らしを通して、お互いが成長していける関係になれたら素敵ですよね。
ワクワク、ドキドキがつまった冒険物語『ピーター・パン&ウェンディ』
映画『ピーター・パン&ウェンディ』で永遠の少年であるピーター・パンと、大人になることに戸惑いを抱えたウェンディが私たちに教えてくれるのは、葛藤を乗り越えるためには自分の意思と責任で行動することが大切だということ。
原作は、1904年イギリス・スコットランドの作家・ジェームス・マシュー・バリーによって発表された戯曲および小説。今回、配信される実写版『ピーター・パン&ウェンディ』は、ファンタジー作品ならではのワクワクやドキドキはそのままに、過去に発表されてきたアニメーションとは異なるストーリーで再構成。
ピーター・パンだけでなく、ウェンディの生き方にスポットをあてています。また、これまでに描かれなかったピーター・パンとフック船長の知られざる過去にもフォーカス。新たに加わったストーリーが、観る人に新鮮な驚きと感動を与えてくれるでしょう。
子どもはもちろん、思春期に差し掛かるお子さんを持つ親世代も、共感できるポイントがたくさん。親子での鑑賞もおすすめできる作品です。
【作品情報】
『ピーター・パン&ウェンディ』
原題:Peter Pan & Wendy
配信:2023年4月28日(金)より ディズニープラスにて独占配信中
監督:デヴィッド・ロウリー
製作総指揮:アダム・ボルバ、トーマス・M・ハメル、トビー・ハルブルックス
製作:ジム・ウィテカー 脚本:デヴィッド・ロウリー、トビー・ハルブルックス
出演:ジュード・ロウ(フック船長)、アレクサンダー・モロニー(ピーター・パン)、エヴァー・アンダーソン(ウェンディ)、ヤラ・シャヒディ(ティンカー・ベル)、ほか
© 2023 Disney Enterprises, Inc
問い合わせ先/ウォルト・ディズニー・ジャパン https://www.disney.co.jp/