スタイリスト、山本あきこさんの人気連載。「もしかしてファッション以前?」という素朴な疑問から、「この服のスタイリングはどうしたらいい?」という現実的な着こなしまで、大人の女性の「それ、あるある!」というおしゃれのお悩みにお答えしていきます。今回は足元についてです。
タイツは終わりだけど、サンダルはまだ早い?
桜が散ってそろそろ暖かくなると思いきや、アウターが欲しくなるくらい寒い日があったり、冷えるかなと思って出かけたら、暑くて上着を着ていられない日があったり。季節の変わり目は気温が定まらず、服を選ぶのが大変ですよね。最近はとくに「足元の季節感」に悩む人が後を絶ちません。
●4月にちょうどいい「足元」のおしゃれ
すべての画像を見る(全4枚)そうそう、今の時季はまさにこんなことがありますよね(笑)。ファッションは自由なので、もちろんいつサンダルをはいてもタイツをはいてもいいですが、4月の私のおすすめは、ズバリ「ソックス」です! もう少し暑くなるとサンダルをはきたくなってしまうので、言ってみれば今こそ、「ソックスのおしゃれを楽しむ最適の季節」。ソックスは苦手という方もいらっしゃいますが、慣れればいつもとちょっと違うおしゃれのアプローチが楽しめますし、寒すぎず暑すぎないので、本当におすすめです。今回はそんなソックスのおすすめテクをレクチャーしていきます。
●フラットシューズやスポーツサンダルにソックスを合わせて!
1:バレエ靴やローファーにソックス合わせなら間違いない
大人世代の服装にマッチする足元は、トラディショナルなスタイル。クラシックな靴(つまりローファーやバレエシューズ、ストラップのついたメリージェーンやTストラップなどのデザインシューズ)にソックスならまず間違いありません。
これらの靴はヒールなしのフラットなタイプが多いので歩きやすく、日常的に楽しむことができます。ボトムスは、キレイめなスラックスからカジュアルなデニム、スカートまでOK! ただ、スカートと合わせるなら、靴下にかかるぐらい長めの丈を選んで。合わせに失敗しにくくなり、スニーカーでは出せない大人のきちんと感が出るのでおすすめです。
2:サンダルに靴下を合わせるのもあり! グルカサンダルなどストラップつきを選んで
ソックスはじつはサンダルに合わせてもいいんです! ただし、なんでもいいわけではありません。おすすめはフラットで歩きやすい「グルカサンダル」。トレンドアイテムなので、リーズナブルなものがたくさん出ていて手に入れやすいですし、肌の露出が少なく大人でも安心してはけます。
さらに、ストラップつきのスポーツサンダル系もOK。ポイントは少しボリュームのある靴を選ぶこと。そうすれば、ソックスだけ浮くこともなく、程よいカジュアル感が演出できます。ヌーディで華奢なヒールサンダルや、リゾート感のあるジュートサンダルに合わせるのは、ややおしゃれのハードルが高いので、避けた方が無難です。