新学期や新生活で、なにかと忙しない4月。それでも、おいしくしっかり栄養もとれるごはんが食べたい! というのが本音ですよね。子育てに仕事にと日々忙しい、人気料理家の今井真実さんに、15分で完成する献立を教えてもらいました。
忙しい日は主菜をお刺身に。リアルな時短献立
メインは切るだけ! その代わり、汁物をボリュームたっぷりにしておけば、食べ応えも栄養もばっちりです。15分でこのクオリティは、まさに神ワザ。
15分でつくり終えるには、つくる順番も大切です。以下を参考につくってみてください。
【調理の順番】切り干し大根を戻す→豚汁をつくる→刺身を切る
●ブリの刺身と切り干し大根の甘酢添え
すべての画像を見る(全2枚)ツマ代わりにサラダ感覚の切り干し大根を。
材料(4分)
- ブリ(刺身用サク) 150g
- 切り干し大根 20g
- A[水大さじ2 すし酢 大さじ1]
【つくり方】
(1) 切り干し大根はもみ洗いする。水気を軽く絞ってボウルに入れ、Aを加えて10分ほど漬ける。
(2) ブリは5mm厚さ程度に切る。
(3) 器に(1)と(2)を盛る。
[1人分97kcal]
●みそラーメン風豚汁
おいしさの秘密はオイスター&ニンニクです。
材料(4人分)
- 豚バラ薄切り肉 200g
- A[キャベツ大2枚分(100g) モヤシ1袋 コーン缶(ホール状)1缶(120g) ニンニク(すりおろす)1かけ 酒50ml 水5カップ]
- B[みそ大さじ4~5 オイスターソース大さじ1]
- バター 20g(5g×4)
- 粗びきコショウ(黒・好みで)適量
【つくり方】
(1) 豚肉は3cm幅に切る。Aのキャベツは芯を残して大きめのひと口大にちぎる。芯は小さめに折る。
(2) 鍋にAを入れてフタをし、強火にかける。沸いたら中火で5分煮る。Bを加えてさっと混ぜ、火を止める。
(3) (2)に(1)の豚肉を加えてほぐし、中火にかける。沸いたら火を止め、器に盛る。バターをのせ、コショウを振る。
[1人分329kcal]
<Memo>
みそを溶いたあと、火を止めてから肉を加えることでやわらかくクリアな味に仕上がる。味見をして、たりないようならみそやしょうゆ、塩で味をととのえる。
現在発売中の2023年ESSE5月号の別冊付録では、時短献立のほかにも節約献立を教えていただいています。さらに、藤井 恵さんのヘルシー献立、使いきり献立も掲載されています。
計量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです