階段下のデッドスペースを有効活用すると、家の中が片づけやすくなります。5年前に家を建てた日刊住まいライターは、リビングにある階段下に収納を設けました。半分は日用品の収納や娘のミニクローゼットに。そしてもう半分は、愛猫のトイレに活用して、視界から消しました。おかげでLDKは、いつもすっきりしています。階段下収納の様子を詳しく紹介。
すべての画像を見る(全7枚)リビングを大きく占める階段を収納として活用
地元の工務店で注文住宅を建てた筆者。現在、夫と2歳になる娘、保護ネコ3匹と暮らしています。完成した家は、1階にLDKや水回り、2階に寝室や子ども部屋がある間取り。延床26坪です。
家族の帰宅がわかるようにと設置したリビング階段を、収納として活用することにしました。
LDKは15畳とコンパクトなため、すっきり見えるよう階段下の収納の扉は白い壁風に。階段下のネコ用トイレは、ダイニングからいちばん離れた場所につくりました。小さなLDKですが、窓にも近い位置なので、においも気になりません。
日用品の収納&娘のミニクローゼットにも利用
大きい収納の棚は、収めるものの変化に対応できるよう可動式にしました。日用品や小物は無印良品の「ポリプロピレンケース」や「ポリプロピレンファイルボックス」、ニトリの「Nインボックス」で仕分け。
サイズをきっちり測らなくても、それなりにすっきり見えるので重宝しています。いちばん下は2歳になる娘用に、ミニクローゼットをつくりました。
収納用品のラベリングで「使ったら戻す」を徹底
家族みんながものを使ったら元の場所に戻せるように、収納用品にはそれぞれラベルを貼りました。
薬や文具、充電器などのガジェット類やアイロン、取り扱い説明書など、身の回りにあるものはほとんど階段下に収めています。生活の大半をリビングで過ごすので、すぐに取り出せて使い勝手は抜群です。
使い勝手が微妙な空間は「ネコ専用」スペースに
階段が低い部分は、いちばん低いところで高さが45cmほどしかありません。収納できる物が限られ、取り出す際は腰をかがめる必要があります。
そこで筆者は、ネコを飼うことを見越してネコトイレにすることに。ネコはきれい好きなのでこまめなトイレ掃除が欠かせませんが、リビングにあれば気づいたときに掃除が可能です。
階段下の広さはおよそ幅80×奥行き90cm。大小2つのトイレを設置しても余裕があります。ネコ砂や掃除用具もまとめて収納でき、ペット用品の派手なパッケージも隠せるので、人が過ごす空間をジャマしません。