バブリーキャラでおなじみの平野ノラさん。元汚部屋出身だった過去から一転、今はすっきりした部屋に夫と娘と暮らし、片づけ本を出すほどの片づけ達人に。そんなノラさんが、片づけられない読者のお悩みをバブリーに解決!

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ステキな青春時代vs今の生活

平野ノラさん
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今回は、捨てにくい思い出のものの手放し方について教えてくれました。

●今月のお悩み

平野さんとは同じ歳で、きっと同じ悩みがあると思うのですが、自分が青春時代を共に過ごした大量のCD、ダビングしたMDなどを見ると、その頃の記憶がよみがえって先に進めません。
大切なものだけど、そのCDやMDを聞くことはほとんどありません。そのままにするか、コンパクトにするか、おすすめがあれば教えてください。(よーこさん・44歳・千葉県・夫と長女、次女、長男の5人家族)

懐かしいですね~MD! 時間内に計算し、順番を考えながら好きな音楽を選ぶ作業が好きでした。当時好きだった人とMD交換した淡い思い出もあります(笑)。青春時代の音楽はいつ聴いても当時にタイムスリップしたかのような気持ちにさせてくれますね。
でもそんなステキな青春時代が、今の生活を圧迫してるなんてゲロゲロー!

●時間をかけてもOK!ものと自分の関係を見直して

すべてを捨てることが片づけではありません。片づけは、「ものと自分の関係を見直す作業」。CDやMDが自分にとってどんなツールなのかを、自分自身で片をつけるんです! でも世界にひとつの思い出品ですから、時間をかけてあげましょう。

●思い出のものを手放すときの3つの考え方

(1) 大切の度合いを試してみる

まずは、「今現在の自分にとってどんな価値があるかとことん向き合う」こと。ほぼ聴くことがなく、音楽ツールとしては機能していないけれど、大切だと言う相談者さん。ならば大切の度合いを試してみて。MDとCDを目に見える場所に飾り愛でみてください。日々懐かしい以外のどんな気持ちを感じるのか、エールをくれる存在なのか? ただ邪魔だなぁと感じるか対話してみましょう。

(2) 思い出は形がなくても思い出

思い出は形がないとダメですか? 本当はものでなく体験や思い出こそいちばん価値があるものです。
そして案外、ものがそこにあるから必要以上に思い出しませんか? なければないで振り返りませんよね。だから押し入れにしまい込んでいることすら忘れたりします。でも自分の記憶はどうですか? 大切な思い出なら簡単に忘れたりませんよね。