40~50代のヘアメイクのお悩みに答えるYouTubeチャンネル、「化け子の駆け込み寺」が人気のヘアメイク職人・化け子さん。「教科書どおりのメイクは、大人世代はかえって老けて見えてしまうのでNG!」と語ります。そこで今回は、オバ見えしないアイメイクについて教えてもらいました。
教科書メイクは「たるみ」を強調して老け見えに
年齢とともにまぶたはくぼんで垂れ下がり、目元がぼんやりしてきます。そんな目元を黒&太めのアイラインと、ブラウンのアイカラーで彩る、いわゆる教科書通りのメイクはご法度! 40代50代は色の引き締め効果で、目が小さく見えてしまいます。
すべての画像を見る(全7枚)目を大きく見せるためアイホールにブラウンを塗り、太めの黒のアイラインに黒のヒジキマスカラ…。さらに彫りを深く見せようとして眉尻下にハイライトを入れる昭和の教科書メイクは目のくぼみ&たるみを強調する結果に!
脱!教科書メイクのポイント
イマドキ顔にシフトできるアイメイクを紹介します。
●アイシャドウとアイライナーは赤みのあるものを選んで
ほんのり赤みがかったナチュラルな色づきの微細なものを選んで。乾きがちなまぶたにみずみずしいツヤをプラスしながら、ほどよい血色感でくすんだまぶたをふっくら&自然にトーンアップ!
・エクセル スキニーリッチシャドウ SR06 ¥1650(常盤薬品工業)
赤みブラウンのアイライナーが◎。
・メズモライジング パフォーマンスアイライナーペンシル N TS03 ¥3300 (THREE)
(1) 明るい色はアイホール全体に塗る
くぼんでくすんでくる目元に必要なのは、くすみと同化しないキレイめの色。まずは明るめのベースカラーをアイホール全体に入れます。まぶたを引き上げながら塗るとシワにアイカラーが入り込まず、色だまりを防げます。
(2) 中間色は目のフレームに、締め色はまぶたのキワに入れる
中間色を目のフレームに合わせて入れ、さらにまぶたのキワに入れたアイラインをぼかすようにして締め色を入れて自然になじませます。締め色で目尻を強調しすぎると垂れた印象になるので、目尻側には入れすぎないのがポイント。
(3) アイラインで目をくっきりさせる
まぶたが垂れて直線的になった部分は、少し太めのアイラインにして目に丸みをプラス。さらにまつげの間を埋めるようにしてインラインを入れます。インラインは鏡を下にし、のぞき込むように入れると描きやすいです。
(4) 下まぶたには中間色を入れる
下まぶたのキワに目のフレームを塗った中間色を入れます。とくに目尻側は太く入れて目の位置を下げると、年齢とともに間延びしてくる輪郭を短く見せる効果も。最後は、カーラーでまつげを上げ、マスカラを塗って仕上げます。
これで目のくぼみ&たるみを強調するメイクは卒業! 『化け子の脱オバベ BEAUTY BOOK』(扶桑社刊)では、何歳からでもステキに変われるメイクやスキンケア、ボディメイクからヘアについて紹介しています。