手頃な価格で色やデザインのバリエーションが豊富なクッションフロア(クッション性のある塩化ビニール素材でできた床材)。汚れがついても落としやすく、耐水性があるのが特徴です。日刊住まいライターも、自宅の洗面所やトイレなどの床に採用。手入れがラクで気に入っていましたが、入居して5年ほど経過すると少し気になる部分も。使い心地と、汚れ具合をレポートします。

洗面所の床にはモルタル風のデザインをチョイス
洗面所の床に採用したクッションフロア。5年たつと劣化が気になり始めた!
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洗面所とトイレの床にクッションフロアを採用

筆者は、新居を建てる際、洗面所の床にクッションフロアを採用しました。柄を選ぶにあたっては、まずカタログでチェック。最終的にショールームに足を運び、モルタル風デザインのものを選びました。洗面所はシンプルな空間ですが、このクッションフロアのおかげで、とてもいい雰囲気に。

家を建てる前に住んでいた賃貸アパートの洗面所の床は、目地ありの白いクッションフロアでした。目地に汚れが入り込んで黒い汚れが目立ち、ストレスに。そこで新居では、目地なしの落ち着いたカラーのものにしたいと考えていました。

洗面所ではドライヤーをよく使うため、髪の毛などが落ちていても、あまり目立たないようにしたいという希望も。このデザインの採用は、ベストな選択だったと実感しています。

 

トイレには汚れの目立たない黒いクッションフロアを採用

こちらはトイレの床です。同じく目地なしとし、汚れの目立たない黒いデザインのものを選びました。暗い印象にならないか少し不安でしたが、壁紙を白にしたことで空間にメリハリが出て気に入っています。

耐水性のあるクッションフロアは、そもそも洗面所やトイレといった水回りに使用するのに向いています。アンモニアに対する耐性も高いことから、トイレで採用されることが多いそう。今では、消臭機能のある製品も。

 

掃除が簡単なのはうれしいポイント

中性洗剤を使ってお手入れ

実際に暮らしてみて、クッションフロアはとても手入れがしやすいです。素材が塩化ビニールなので、水分が吸収されることはありません。中性洗剤で軽くふくだけで簡単にきれいなるので、トイレや洗面所などの汚れやすい場所にはぴったり。