食卓に登場するだけで心が弾む「春野」菜。みずみずしさ、甘さ、食感を思いっきり楽しめるのはこの時季だけ! その中でも、「春キャベツ」は火をとおしすぎずにシャキシャキ感を生かすのがおいしく食べるポイントだそう。春が来るたびにつくるという、ワタナベマキさんの定番レシピを教わりました。

ワタナベマキさん
「春キャベツは“ふんわりした巻き”がおいしさの目印!」料理家・ワタナベマキさん
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ワタナベマキさんの春キャベツ堪能レシピ2品

みずみずしい甘さとシャキシャキとした食感が魅力の春キャベツは芯までやわらか。「春らしく軽やかな味わいに仕上げるには、火をとおしすぎないのがポイント。鮮やかなグリーンの彩りもおいしさにひと役買ってくれます」

●手羽元エッグロールキャベツ

手羽元エッグロールキャベツ

肉ダネの代わりにゆで卵を包んで、煮込み時間を短くした春バージョン! 手羽元から出るうま味を春キャベツにたっぷり吸わせて。

材料(4人分)

  • 春キャベツの葉 8枚
  • 鶏手羽元 8本
  • ゆで卵 8個
  • 小麦粉 小さじ2
  • ローリエ 1枚
  • 白ワイン 1/4カップ
  • ニンニク(つぶす) 1かけ
  • 水 4カップ
  • 塩 小さじ2/3
  • 粗びきコショウ(黒) 少し
  • マスタード(好みで) 適量

【つくり方】

(1) 春キャベツの葉は沸騰した湯で1分ほどゆで、ザルに上げる。水気をふいて内側に小麦粉を薄くまぶし、ゆで卵を包んで楊枝でとめる。

(2) 鶏手羽元は水気をふいて鍋に入れる。(1)、ローリエ、白ワイン、ニンニクを加え、分量の水を注ぐ。

(3) 中火にかけ、ひと煮立ちさせてアクを除き、塩を加える。フタをして弱めの中火で13分煮る。器に盛ってコショウをふり、マスタードを添える。

[1人分327cal]

 

<ポイント>

ゆで卵をキャベツで巻く

春キャベツとゆで卵がしっかり密着するよう、葉の内側に小麦粉をまぶしておく。手前にゆで卵をのせたら、左右を折りたたんでくるっと巻けば O K。外側の大きめの葉を使うとよい。

 

●こんがりキャベツとサワラの焼きびたし

こんがりキャベツとサワラの焼きびたし

香ばしく焼いたおいしさは春キャベツの特権! わが家では旬のサワラと合わせるのが人気です。

材料(4人分)

  • 春キャベツ 1/2個(500g)
  • サワラ(切り身) 4切れ(250g)
  • 塩 小さじ1/2
  • 片栗粉 大さじ2
  • サラダ油 大さじ2
  • A[ショウガ(千切り)1かけ オイスターソース大さじ3 黒酢(または酢)大さじ2 しょうゆ大さじ1 水1/2カップ]

【つくり方】

(1) 春キャベツは2cm幅のくし形に切る。サワラは3~4等分に切って塩をふり、10分ほどおいて水気をふき、片栗粉を薄くまぶす。

(2) フライパンにサラダ油を中火で熱し、(1)のサワラを入れる。両面に焼き目がついたら春キャベツを加え、ときどき返しながら焼き目がつくまで2分ほど焼く。

(3) バットにAを混ぜ合わせ、(2)をつけて15分ほどおく。

[1人分232kcal]

 

<ポイント>

サワラを寄せてキャベツを焼く

焼き目がついたサワラを端に寄せ、春キャベツの断面を下にして入れる。香ばしい香りがしてくるまでしっかりと焼きつけて。

 

ESSE4月号の「ワタナベマキさんが繰り返しつくる春野菜おかず」では、ほかにも新ジャガイモや新タマネギでつくる絶品おかずのレシピを紹介しています。ぜひチェックしてください!

 

各レシピに表記されているカロリーは、とくに指定がない限りすべて1人分です

計量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです

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