定年へのカウントダウンが始まる50代は、老後のお金と真剣に向き合うタイミング。お金のプロのアドバイスを参考に、老後の不安を解消しましょう!

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今の家計を知れば漠然とした老後の不安が消える

悩む女性
今の家計を知ることが、老後の不安解消につながる(※画像はイメージです)
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セカンドライフを考える世代にとっても、年金を収入の柱とする老後の家計は、イメージしにくいもの。ファイナンシャルプランナーの塚越さんは「老後の家計は今の家計の延長上」とアドバイスします。

「まずは、今、なにに、いくらお金を使っているかを把握することから。『わが家の老後』に必要なお金を知ることで老後に備えられます」

漠然とした不安を解消するためには正しい知識が大切。老後資金の計画に役立つヒントを伺いました。

●老後が怖くなくなる5つのお金のヒント

【ヒント1:老後に減る支出と増える支出を知る】

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住宅ローンや教育費など終了時期がわかる支出と、医療費など今より増える可能性が高い支出を確認。支出の変動を把握すれば、老後の家計をより具体的にイメージできます。

【ヒント2:「必須支出」と「ゆとり支出」を見極める】

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支出は、なくても生活できる「ゆとり支出」と、生活に不可欠な「必須支出」に大別できます。後者を年金でまかなえることがわかれば、老後の不安解消に。家計のバランスをチェックしましょう。

【ヒント3:「年金」を増やす工夫をする】

年金額を増やすには、できるだけ長く働くことが有効。老齢厚生年金の受給額が増えるだけではなく、収入で生活費を補てんすれば年金の繰り下げ受給も可能になります。

【ヒント4:長期投資で「長生き不安」をなくす】

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人生100年時代、50代からでも長期投資で資産を増やすことができます。また退職金を手にしたときリスクの高い投資をしないためにも、今から投資に慣れておくことが大事です。

【ヒント5:親の介護は親のお金の範囲内と決める】

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親の介護費用の負担で、自分たちの老後資金が不足しては本末転倒。費用は、親の年金や貯金の範囲内と決め、親が元気うちに、介護が必要になった場合についてお金のことを含めて話し合っておくと安心です。

投資は損をする可能性があります。自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします

 

3月2日発売の『これからの暮らしvol.4』では、リアル家計診断とともに老後のお金についてくわしく解説しています。ほかにも、暮らし上手のおすすめアイテムや自律神経整え習慣、糖質オフ献立、坂東眞理子さんの人生お悩み相談など内容盛りだくさんです。

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