その女性らしく美しい服選びが人気を集める、セレクトショップ「Daja(ダジャ)」のディレクター・板倉直子さん。

好評発売中の『別冊天然生活 大人の悩みにこたえるおしゃれ』でも紹介している板倉さんのクローゼットには、ずっと変わらず好きなものと、変化するものが、どちらもつまっています。ここでは、そんな板倉さんのクローゼット収納の工夫をご紹介します。

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洋服棚をふたつ並べて使ったら、衣替えが簡単に。服が選びやすくなるクローゼット収納

 
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このクローゼットには、そのシーズンに着るものを収納
このかけもののクローゼットには、そのシーズンに着るものを収納

セレクトショップを営む仕事柄、洋服をため込みがちだった、という板倉さん。おっくうな衣替えをなるべく簡単にしたくて思いついたのが、洋服棚をふたつ並べて使うことだったそう。

「春夏用、秋冬用と分けて、それぞれの棚にニットやカットソーを収め、通年中身はそのままに。クローゼットだけ、そのシーズンに着るシャツやスカート、アウターなどのかけものに入れ替えます。我ながらいいアイデアでした。

衣替えを始める春先や秋ごろは、気温が定まらない日も多いもの。洋服をすっかり入れ替えていたときは、肌寒い日に、しまったセーターを引っ張り出して着て、また洗う羽目になったりして。そうしたストレスもなくなりました」

●たたむアイテムは、春夏と秋冬に分けて収納。衣替えのためにスペースを空ける必要がなくなった

クローゼット
右が春夏のクローゼット、左が秋冬のクローゼット

・春夏のクローゼット

インナーのTシャツやカットソー、ボーダーTシャツなどを収納。広げなくても選べるように、カットソー類は袖の長さ(長袖、半袖)で分類。どのアイテムが増えたか一目瞭然。

下の段には、ふだん家で着るイージーパンツなどしわがあってもOKのアイテムをたたんで収納。

・秋冬のクローゼット

ニットの収納は案外スペースをとるもの。棚の位置を入れ替え、しわにならない程度に厚手のニットを分けて収納。薄手のニットはかごに立てて入れることで、数が収納できる。

一番上の段には赤のカシミヤストールを。インテリアになじむよう、白い布をかけて目隠しに。

●クローゼットを使いやすく進化させることで、より愛情をもって洋服と向き合えるように

クローゼット

「入れ替えが手軽になった分、クローゼットの整理は毎回工夫を加えています。洋服を少しずつ減らし、実用重視のつめ込む収納から空間を生かした収納に。

さらにこの春夏の衣替えで、洋服をアイテム別から色別に並べ替えました。私は色で洋服を決めることが多いので格段に選びやすくなり、毎朝気持ちがいいです。

半年に一度、そのときの気分に合わせてクローゼットを使いやすく進化させることで、より愛情をもって洋服と向き合えるようになりました。これは大きな発見でしたね」