物語も後半に入り、ますますSNS上の考察も盛り上がってきたドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系・日曜22時30分〜)。安藤サクラさん演じる主人公・近藤麻美がある日突然、不慮の事故に遭い、人生をゼロからやり直すタイムリープものです。ここでは、ドラマ好きライターが最新話の見どころを振り返ります。

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女性たち
『ブラッシュアップライフ』の後半戦に期待(写真はイメージです)

第6話では、テレビ局で働く麻美がプロデューサーとして初めて手がけたドラマが放送される…という記念すべき日に、またもやトラックにひかれてしまい、4周目の人生を歩むことに。

今度は北海道のムラサキウニに転生すると聞かされた麻美は、今までとは桁違いに大きな徳を積まないと、人間には生まれ変われないと判断。

小学生時代から勉強に打ち込んで学年トップの優等生となり、国立大学の医学部へと進学します。医学の道に進んで多くの人の命を救うような成果を出せれば、今度こそ来世は人間に生まれ変われるはず! というのが麻美のもくろみですが、代わりに失ったものも。遊ぶ時間も惜しんで勉強に励んだ結果、夏帆さん演じる「なっち」、木南晴夏さん演じる「みーぽん」というふたりの幼なじみとは疎遠になってしまいます。

これまで公務員、薬剤師、テレビ局のプロデューサー…と生まれ変わるたび違った職業に就いてきた麻美ですが、どんな環境でもふたりとの友情は変わらず、3人の気の置けないおしゃべりが視聴者の癒やしにもなっていました。

ところが今回は、放課後に3人でドラマ談義をすることも、できたばかりのラウンドワンでプリクラを撮ることもなし。前の人生で仲良く誕生祝いをしたレストランで会ってもそれぞれ別の席へ着くシーンは、なんとも言えない切なさでした。徳を積む=社会的な成功は、必ずしも幸せではなく、友人との時間こそがいちばん大切なものなのかも…と思わされます。