100円ショップで買えるコスパのよい食器洗い&掃除グッズを使って、家事をラクにすませましょう。100円なのに55枚入り…といった、非常にお買い得感のある便利な消耗品に、今回は注目してみました。ライフオーガナイザーの田川瑞枝さんが、愛用する商品とその使い方について紹介します。
すべての画像を見る(全17枚)ゴムラテックス素材のスポンジで食器洗い
キッチンの消耗品といえば、食器洗いのスポンジです。このスポンジの水きれが悪いと雑菌が発生するというのが気になり、筆者はこれまで、いろいろな素材を試しました。
そのなかでいちばんしっくりきたのが、セリアで見つけた「油汚れ落としクロス」です。10枚入りで110円(税込み)。
普通のスポンジで10個入だと、サイズが小さかったり収納に場所をとったり。しかしこちらは、13×17㎝と大きいものの、厚みは10枚でもスポンジ1個分くらいしかありません。
ほかにも、メリットが3つあります。
1.汚れ落ちがいい
こちらのゴムラテックス素材のシートは、本来は油汚れ掃除用に売られているもの。そのため、鍋などについた油汚れが簡単に落とせます。
一方、一般的なスポンジは、ケチャップなど色の濃い汚れが、染みついてしまいがちです。
この商品は、汚れ離れもいいので、よく洗えば白くなります。使い捨てとはいえ何度も繰り返し使えるので、コスパよし。
2.水きれがいい
スポンジの水きれ問題も、このシートタイプなら解決です。
なにかに引っかけておくだけで、水がきれて乾きます。スポンジに比べて、乾燥までの時間がかかりません。
3.洗剤なしでも洗える
ゴムラテックスの摩擦で油汚れを落とすので、洗剤を使わなくても汚れが落ちます。もちろん、普通に洗剤をつけても泡立ちよく洗えます。排水口に流れる食器洗剤を減らすことができるので、環境にも配慮した製品ですね。
デメリットは、今のところ感じたことはありません。強いて言えば、薄いシート状なので、慣れないと心もとなく感じる点でしょうか。二つ折りにすると厚みが出るので洗いやすくなります。
また、もともと、換気扇やガス台の油汚れ用シートなので、お掃除にも使えます。
不織布素材の排水口ネットで掃除の手間を省く
キッチンシンクの排水口。ゴミ受けネットをつけることで、あと片づけがラクになります。筆者がいつも使っているのは、ストッキングタイプの網目状のタイプ。
同じ金額、性能なら30枚入りより50枚入りの方がコスパいいので、「枚数の多いもの基準」で、筆者は商品選びをしています。
先日、セリアで見つけたのが「水切りフィルター 55枚入り」。110円(税込み)で55枚は、今まで見たなかで、いちばんコスパがよいのでは?
不織布のネットは初めて使うので、どんな感じなのか心配でしたが、それは杞憂でした。
メリットは3つ。
1.排水口に取りつけやすい
パッケージの中では、コンパクトに見えますが、ゴムのように伸びます。
ご覧のように、ストッキングタイプと変わらずにセッティングできます。
2.収納がしやすい
並べて取り出しやすいように収納できるのもポイントです。これまで筆者が使っていたケースに入れてみました。ストッキングタイプはからまって、何枚も出てくるのがストレスでしたが、これは1個ずつ取り出せます。
3.排水口が汚れにくい
使い始めてなにより驚いたのが、排水口の中が汚れにくくなったということ。不織布素材は初めて使いましたが、こんなに違うならもっと早く使えばよかったです。
こちらの不織布の目の詰まった商品だと、ストッキングタイプでは流れていた小さい汚れまでキャッチしてくれます。
デメリットは、目が細かいがゆえに、汚れがたまると水が流れにくくなること。とはいえ、毎日取り換えてしまうものだし、しっかり汚れを受け止めていると思えば、ストレスに感じません。