自分の後ろ姿や頭頂部を見たことはありますか?「若々しく見られたいのなら、人からの見られ方を意識するのことが大切!」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。今回は、50代の読者をモデルに、人からの見られ方を意識するためのコツを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全5枚)横顔、上顔、見たことありますか?
さとゆみ:この連載、111回目にしていちばん大事なことをお伝えしようとしているワタクシであります。
八木ちゃん:なぜ、今(笑)。
さとゆみ:いや、最近気づいたんですよ。みんな、「自分の見え方」について、誤解しているなーって。
八木ちゃん:と、いうのは?
さとゆみ:ほら、私たち、自分の顔って鏡でしか見られないじゃないですか。
八木ちゃん:ですね。
さとゆみ:で、自分が鏡で見ることができるのって、正面と、ちらっと横顔くらいじゃないですか。
八木ちゃん:あーーーー!! その通りですね。
さとゆみ:だけど、人から見られている姿って、ほとんど……
八木ちゃん:正面じゃない!
さとゆみ:そうなんですよ。今でこそ、オンラインミーティングなどが普及してきたので、正面の顔が見られていますが、普段、日常生活では、正面から顔をまじまじ見てくる人ってほとんどいなくて、だいたい横顔や後ろ姿や、頭頂部が見られているんですよね。
八木ちゃん:頭頂部!
さとゆみ:そうなんですよ。だって、オフィスでデスクに座ってパソコンに向かってきたときを想像してください。近づいてくる人って、絶対に立っていますよね。だとしたら、話しかけられたとき、絶対上から見られていますよね。
八木ちゃん:間違いないです。
さとゆみ:そういう視点がすっぽり抜けているから、みんな、髪よりもメイクが大事ってなるんだと思うんです。だけど、そういうシチュエーションで見られている部分って、顔は見えてなくて、ほぼ髪しか見えてない。
八木ちゃん:それは言えてます。
さとゆみ:なので、今日はそもそもの話をしたくて。みなさん、いちばん見られているの、「顔じゃなくて髪」ですよ、という話です。
八木ちゃん:111回目にして。
さとゆみ:111回目にして。
●人から見えている自分をチェックするには?
さとゆみ:で、「自分が見えてる自分」ではなくて、今日は人から見えている自分をチェックしてほしいわけです。
八木ちゃん:どうやって?
さとゆみ:自撮りで! もちろん、友達やパートナーに撮影してもらってもいいと思いますが、とくに、頭頂部と横顔を撮影してほしいです。
八木ちゃん:たしかに、ここ、自分では絶対見えないところですよね。
さとゆみ:一度でも自分の頭頂部を撮影して見たことがあれば、分け目をぼかしてください! 的なアドバイスがもっと届くと思うんです。
八木ちゃん:左が分け目がぼかされている状態、右が分け目ぱっくりの状態ですよね。