54㎡の小さな団地で3人の子どもと暮らすシングルマザーのライター・宮本玲花さん。ここでは、狭くてもすっきり暮らす「捨て活」のアイデアを教えていただきました。

築47年の小さな団地暮らし。「高性能掃除機」をあえて手放した3つのメリット

築47年・54平米の小さな団地で3人の子どもと暮らすシングルマザーのライター・宮本玲花さん。ほこりや砂がたまりやすく…

11畳のリビング
11畳のリビング。狭くても快適に過ごせるようにものは少なく
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「捨て活リスト」で簡単に。ものを見直すことを習慣化

築47年、54㎡の狭小団地に家族4人で住んでいるわが家。もともと狭いのに、無駄なものが増えてしまえば居住スペースがどんどん狭くなって快適には暮らせません。

とはいえ、「いらないものを捨てる」のはかんたんそうで意外と難しいですよね。そこで、毎日1か所の「見直す場所」をリスト化して、「捨て活」を習慣化する方法をご紹介します。

 

●リストがあるから悩まない。「ものを捨てる」ハードルを下げる

マーカーでチェック
捨て活できたらマーカーでチェック。捨てたものを記録するついでに、在庫がないアイテムを書いておくことも

ものを捨てるのは、心身ともに疲れる作業。「どこから手をつけていいかわからない」「時間がかかりそうで面倒…」など、いろいろ考えてしまって腰が重くなりがちです。
できるなら、なるべく悩まず考えずに、効率よく終わらせたいですよね。

そこで、私は1日1か所、場所を細かく決めて、捨てる作業を5~10分程度で終わらせる仕組みをつくりました。
カレンダーのように日付で分け、【2日/キッチンの上の戸棚】【19日/コスメの引き出し】と、あらかじめ1か月分の場所を決めています。

意識したのは、やる気を出すことよりも、ものを見直して捨てる作業のハードルを下げること。表どおりに進めていくだけなので、忙しい日も考えずにさっと見直せますし、ゲーム感覚で進めていくのも楽しいですよ。

 

●1日1か所だけ。無理のない「捨て活習慣」が身につく

ここでポイントなのが、【1日/リスト見直し・前月振り返り】と【30日/予備日】という存在です。
1か月やってみて、「キッチン戸棚はもう少し細かく分けないと時間がかかりすぎるな」など、改善点や反省点を振り返るために時間を使います。
もし予定通りにできない日があっても、予備日を設けることで心にゆとりができ、ストレスを減らせました。

この日は洗濯機ラックを見直す日
この日は洗濯機ラックを見直す日。いらないものをピックアップしながら、ささっと片づけます

「捨て活」1回に何十分もかかってしまったり、作業に疲れきってしまったりすると、習慣にするのは難しいかもしれません。自分が負担なくできる範囲で、「これだったらできそうだな」というリストをつくるとよいと思います。

1回で完璧にしようと意気込みすぎるよりも、少しずつ「いらないものを持たない生活」に意識を向けて、捨て活を習慣化するのがおすすめです。