漠然と不安を抱えている「老後資金」。ゆとりのあるセカンドライフのためにはどうすればいいのでしょうか? 今回はファイナンシャルプランナー・横山光昭さんに、気になる老後のお金について教えてもらいました。
賃貸暮らしで貯蓄も少ない…老後に向けてできること
ゆとりあるセカンドライフのためにやるべき3つのアクションが「収入を増やす」「支出を減らす」「お金を運用する」こと。
すべての画像を見る(全3枚)賃貸暮らしで貯蓄も少ない人が、今からできる3つのアクションを教えてもらいました。
●<支出を減らす>賃貸が借りにくくなる高齢期は、行政の認可を受けた高齢者向け賃貸を活用
【国と事業者から補助が出るので負担も軽減】
自治体によっては民間企業と連携して高齢者向けの賃貸住宅を提供しています。対象となる住宅は階段や段差のバリアフリー化や安否確認など、高齢者に配慮したサービスを設けているほか、収入に応じた家賃補助も受けられるため、高齢者でも安心して暮らせます。
●<収入を増やす>再就職で収入を確保する
【支援制度もフルに活用する】
高年齢雇用継続給付は60歳以降の賃金が、60歳時点の賃金より減少した場合の給付です。一方、再就職手当は失業手当の給付期間を3分の1以上残して再就職すると支給残額の6割がもらえます。ただし、両者の併用はできません。
●<運用する>「少額からコツコツ積立投資を始める」
【固定費を削りお金を確保】
貯蓄はもちろん、投資も少額からでもいいので早くから始めるのが吉といえます。貯蓄や投資資金の確保でまず節約を検討したいのが固定費。住居費や光熱費、通信費といった固定費は一度の見直しで効果がずっと続く、節約の要といえます。
少しでもお金で得するのはどっち?(ESSEの本)
ESSEで人気の連載、『どっちがおトク?』が1冊の本になりました! 日用雑費から光熱費、教育費、老後資金まで、幅広いジャンルの疑問を専門家が解決した保存版です。