まだまだおうち時間が長い時季だからこそ、見直したいのがインテリア。ここでは整理収納アドバイザーで人気インスタグラマー・佐々木奈美さんに、簡単にマネできてあかぬける空間づくりを教えてもらいました。
インテリア達人のぬくぬく「冬じたく」
ものは多めながらも、すっきりとした季節感あふれる部屋づくりが上手な佐々木さん。
すべての画像を見る(全11枚)小・中学生の3人の息子、夫と暮らしつつ、整理収納アドバイザーとしても活躍する彼女ならではの、オリジナリティが光ります。
●身の回りの小物を替えて個性あふれる“冬の部屋”に
「色をごちゃつかせず、グッズで圧迫感が出ないように心がけています。かつては自分が集めていた雑貨類や、家族に必要なものが増えすぎて、室内がこん沌(とん)としたこともありました。それ以来、“ものを増やしすぎない”、“コーナーごとに色や素材を絞る”といった私なりのルールで、好きなものに囲まれた部屋をキープしています」
そのルールは、アイテム選びの際にも役立っているよう。買い物の軸ができて失敗も減ったと言います。
「たとえば、秋にリビングで敷くラグは、冬専用のものではなく、春や秋でも使えるコットン素材をチョイス。ハロウィーンが終わったらこたつを置いて冬スイッチをオンにします。ソファ回りも、クッションをベージュ系でそろえると、茶のブランケットをプラスするだけで一気に冬らしい雰囲気に。寒い季節は、心も体もほっとできる居場所をつくることを意識しています」
冬向けのインテリアでは大がかりな模様替えを考えがちですが、ものを増やしすぎずに温かみを出すアイデアが参考になりそうです。
●リビングで使う色は茶・ベージュ・白の3色にまとめる
ブランケットやスリッパなど、小物の色は3色に絞り、素材を替えて冬らしさを演出します。
「ソファの座面は季節に左右されないベージュ。ふんわりしたボア素材の茶系アイテムをプラスすると、リビング全体がこっくりとした雰囲気に」
●陶器のフラワーベースをギュッと飾るだけでサマになる
フラワーベースを集めている佐々木さんは、リビングの一角にそのまま出しっぱなしに。
「夏はガラス製のものを多めに飾り、冬は渋い色味の陶器を集めて配置。濃い色合いを入れることで空間が引き締まります」
<買いたしアイデア:ボリュームある枝ものの造花を飾ってバランスよく>
枝ものを2本だけ生けてアクセントに。
「ふわふわ感が冬らしいパンパスグラスも、フェイクなら取り入れやすい」
・スミッカ 造花 長さ86cm 800円(イケア)
<手づくりアイデア:小ぶりな花を水なしで飾ってお手軽ドライフラワー>
水を入れないフラワーベースに、生花をセットして置いておくだけでドライフラワーに。
「生花は好きですが、枯れたものを捨てるのがつらくて…。これならお手入れいらずで長く楽しめます」