そろそろおせちをどうするか考える時季ですね。年々カジュアルに楽しむ人が増えているなか、年々需要が高まっているのが、「ローソンストア100」のおせち。今年のトレンドを、食文化研究家のスギアカツキさんに教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)人気のローソン100のおせち。今年は値上げせず、全種100円!盛りつけ例も紹介
今年も年の瀬が近づいてまいりました。みなさん、「おせち」の準備は万全ですか?
ここ最近大注目を集めているのが、ローソンストア100が発売する「100円おせち」。食品の値上げラッシュが続く中で、たゆまぬ企業努力の結晶により今年も“価格据え置き”を実現してくれています。
しかもその種類は史上最多の45アイテム。価格はもちろんすべて108円(税込)です。この100円おせちは、昨年だけでも300万食を販売、2012年の発売以来累計1200万食を突破しています。
今回は、2023年向け「100円おせち」の魅力をご紹介。去年から100円おせちを全制覇し、今年も一足先に全種を丁寧に堪能した結果を、だれでも簡単にできる“5種の盛りつけ例”とともにご案内していきたいと思います。
(1)ちょいたしするだけでおせち全体がレベルアップ!グルメ系おせち
まずはじめにご紹介するのは、いつものおせちとはちょっぴり違う、細やかなこだわりを感じるアイテム。
たとえば今年新商品の伊達焼。関西のご当地おせちを商品化したもので、伊達巻よりも固めで甘味が強いのが特徴です。格子状に切って市松状に組み合わせただけですが、お皿が一気に華やぎます。いつもとはちょっと違った新しい味にチャレンジしてみると、おせちがグーンとあか抜けます。
(2)大切なのは存在感!大定番でそろえるならこれ!
新しい味が輝くためには、定番アイテムが基本フレームをつくっていることが大切です。しかしながら今のご時世、黒豆、なます、昆布巻のような伝統的な基本アイテムは欲しいけれど、「ちょっぴりあれば満足」という人も少なくないはず。
食べきりサイズ商品がそろっていることは、出費が増える年末年始には嬉しいポイント。盛りつける器を工夫するだけで、軽やかな雰囲気が演出できます。
(3)年越しそばや雑煮にも大活躍!豊富な練り物6種
かまごこやなるとなどの練り物の種類も年々豊富になっています。おせちのおかずだけではなく、年末年始のお通し、雑煮やそばの具材としても活躍してくれます。
とくにのどくろやふぐを使った蒲鉾(のどくろ蒲、ふう蒲)は、山口・萩市にある老舗店の村田蒲鉾総本店が作るこだわりの逸品。今年の45品の中でもマストバイとして強く推したい2品です。
いずれにせよ1つ108円なので、6種すべてそろえておけばアレンジも広がります。