年末こそ手をつけておきたい押し入れの片づけ。無理やり収納してしまうとどうしても大がかりになってしまいます。そんな押し入れの片づけを劇的にラクにしてくれるおすすめのグッズを、整理収納アドバイザーの原田さよさんが教えてくれました。
すべての画像を見る(全6枚)押し入れの片づけが劇的にラクになるアイテム
12月は押し入れの片づけをする人が多いかもしれません。これまで、客用布団をはじめ押し入れの中にあったものの片づけについて書いてきました。その続きで、わが家の押入れの収納がラクになったグッズ2つと、年末の押し入れのおすすめの掃除法について紹介します。
収納グッズは人気のものなのですでに使っている方が多いかもしれませんが、「興味があり試してみたいけど…」という方のヒントにしていただけると嬉しいです。
●押し入れの湿気取りには「スノコ」が便利
押し入れは湿気がこもりやすい場所なので、スノコを使っています。木製のものではなく、プラスチック製のスノコです。これだと軽いので、年齢を重ねても扱いやすいし、掃除する場合でもラク。
ただし、スノコ自体に吸湿性はないので、ときどき押し入れの襖をあけて風を通すようにしています。
お家によって押し入れのサイズが違う場合もあるので、スノコの幅と長さが合うかどうか確認してみてくださいね。私が使っているのはアイリスオーヤマのものですが、他のメーカーからもプラスチック製のスノコは販売されています。
はじめは、2枚セットを2つ買いました。その後、少しずつ買いたしてきました。
アイリスオーヤマ すのこ 2枚セット 幅35×奥行75cm 押入れ SN-35
- 1枚あたりのサイズ(約):幅35×奥行75×厚さ約2.5cm
- 重量:約1.32kg
- 主要材質:ポリプロピレン
- 2枚セット
●寝具をまとめて収納する「ケース」で出し入れラクちん
人気のあるイケアの収納袋スクッブ、わが家は押し入れの中にあった物の整理に目処がついてから、必要に応じて買いたしてきました。これがあるとシーツやカバーなどの寝具をまとめて収納でき、押し入れがスッキリします。
押し入れの中では、スクッブを積んで収納するより、立てて収納する方が使い勝手がいいと思います。立てられるのは、スクッブの側面にプラスチックの板が入っているから。もちろん横にしたまま、ベッド下などへ入れて使うのにも便利です。取っ手がついているため、立てて使っても、横のまま使っても、出し入れがしやすいです。
私は、わが家の押し入れでちょうどいい69×55×19cmを使っていますが、他のサイズのものもあります。寝具以外にも、たとえば季節外の衣類を入れたり、「次の子に着せるもの」を入れたりしている人もいたりと、かなり汎用性が高い商品です。
イケア SKUBB スクッブ 702.949.90 収納ケース ホワイト 69x55x19 cm クローゼット収納 押入収納 ベッド下収納
- 幅:69cm 奥行き:55cm 高さ:19cm
●押し入れをすっきり保つために今、やっておくといい掃除
押し入れは、季節の変わり目や、年末やお盆前などのタイミングで掃除しています。とくに真冬は暖房をつけるため、押し入れの中と室内との温度差が大きくなり湿気がたまりやすいので、注意したいです。下記の順番で進めるのがおすすめです。
(1)窓をあけ、押し入れの中にあるものをすべて出す
(2)硬く絞ったぞうきんなどで、押し入れのホコリをぬぐい取る
(3)そのあと掃除機をさっとかける
(4)しばらく押し入れのふすまをあけたままにしておく
押し入れの中にあるものを出すときは、戻すときのことをイメージして、パートごとにまとめて置いておくとラクです。先に掃除機をかけないのは、押し入れの中でほこりが舞ってしまうから。アレルギーのある人はマスクをした方がいいと思います。
湿気が多いな、と感じたときは、扇風機を使って押し入れの方へむけ風を当てています。ライフスタイルによっては難しいかもしれませんが、布団を毎日出し入れしている場合は、布団に残っている熱が冷めるのを待ってからしまうようにする方が湿気がこもりません。
お仕事や家事、子育てや介護などで、みなさん忙しくされていると思います。でも、押し入れが快適だと寝具の状態もよくなり、体にもいいです! ぜひ時間をつくって、取り組んでみてくださいね。