若い人の間で、昭和のファッションが「レトロで新鮮」と人気になっています。鹿児島県に住む44歳の智美さんは、92歳の祖母・大脇敏子さんの服や小物を借りて着こなしています。令和のファッションに昭和の服や小物を取り入れるコツについて伺いました。

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祖母世代の昭和レトロアイテムを着こなすアレンジ4つ

鹿児島市に住む92歳の大脇敏子さんは、婦人服店「エスポワールすヾらん」を経営。コロナ禍でお店を閉めるまでの70年間、ずっとお店を守ってきました。敏子さんは職業柄、昭和時代につくられた服や小物をたくさんお持ちです。

敏子さんのクローゼット
70年間洋品店を営んできた敏子さんのクローゼット

40代の孫の智美さんは普段から、それら昭和のアイテムを借りて使っています。家族が洋服を借りに来ると、その場でコーディネートもするのは敏子さん。智美さんと敏子さんに、祖母世代のアイテムを取り入れるコツをお聞きしました。

 

●1:アクセサリーは、パーツを交換して使うとほどよいレトロ感に

イヤリング

智美さんによると、敏子さんの昭和のファッションアイテムの中で、いちばん使いやすいものはイヤリングだそうです。

「プラスチックのものや、パーツごとにセパレートして使えるイヤリングがお気に入り。ピアスに組み変えてアレンジを楽しんでいます」と智美さん。

コーデに取り入れると現代のアクセサリーにはないレトロ感が加わり、おしゃれな雰囲気に。

 

●2:クラシックなブローチは入学式や卒業式などフォーマルコーデを格上げ

ブローチ

アレンジなしで、そのまま使えるアイテムはブローチです。
「クラシックなアクセサリーが最近また流行っているので、シェアできるものは多いと思います。一度古着屋さんで探したことがありましたが、5000円くらいしました」と智美さん。

入学式や卒業式など、フォーマルを着るときにもぴったりだそうです。小物は、お互いの体型に左右されないで使える点もいいですね。

 

●3:トップスはストールとして使えば簡単。レトロかわいいアクセントに

2人

小物だけではなく、昭和の服も大活躍。敏子さんが40年前に購入した明るくて大きな花柄プリントのニットを、智美さんはストールとして使います。

「アラフォーの私たちが、そのまま着ることはなかなか難易度が高いかもしれません。古いものはシミや傷みがあり、着るには補修が必要になるものも多いです。しかしストールとしてなら、目立たないので気にせず使えます」と智美さん。

鮮やかな色とレトロなかわいさが加わり、ぱっと目を引くコーデになりそうです。