今年2022年の冬至は12月22日。ゆず湯に入って、無病息災を祈ります。また「ん」がつく食べ物を食べると「運」がつくという言い伝えがあり、「なんきん(カボチャ)」を食べるのが一般的です。
ここでは、農林水産省が運営する情報サイト「Let's!和ごはんプロジェクト」から、冬至におすすめのカボチャレシピを紹介します。

おうちで簡単郷土料理。茨城県『カボチャのいとこ煮』

カボチャ

冬至は1年でもっとも昼が短く、夜が長い日。昔からカボチャを食べるとよいとされてきました。
なぜ、夏野菜のカボチャを冬に食べるのでしょう?

カボチャの収穫期は夏ですが、長期保存ができるため、寒さの厳しい冬の栄養不足を補うために、昔から食べられていたといいます。
「冬至に食べると病気にならない」と古くからいわれてきたように、栄養価の高い野菜です。特に豊富なのは、免疫力を高めるカロテンやビタミン類。血行をよくし、肩こりなどの症状を改善するビタミンEがとくに豊富です。

「Let's!和ごはんプロジェクト」で冬至の食べ物についてもっと知る

ここではカボチャを使った茨城県の郷土料理をご紹介します。
茨城県はカボチャの生産がさかん 。昔から、冬至の時期になるとカボチャ料理がよく食べられてきたといい、あずきと一緒に煮る「カボチャのいとこ煮」は冬至の定番料理として根づいています。
「いとこ煮」の名前の由来は、硬いものから順に「追い追い」煮ていく料理なので、「追々」と「甥々」をかけて、甥同士はいとこなので『いとこ煮』と呼ばれるようになったなど諸説あります。

うちの郷土料理「かぼちゃのいとこ煮」

農林水産省「うちの郷土料理」サイトにて、基本のレシピや歴史などを紹介しています。

●カボチャのいとこ煮

カボチャのいとこ煮

乾燥あずきでつくると時間がかかりますが、今回はゆであずきを使って、時間短縮、お手軽に。缶詰などのゆであずきであれば、甘味もついているので味つけも簡単です!
(調理時間 約20分)

材料(2人分)

  • カボチャ 1/4個
  • ゆであずき(缶詰など) 100g
  • 薄口しょうゆ 小さじ2
  • 水 200cc

【つくり方】

(1) カボチャはワタを取り除き、一口大に切る。

(2) 鍋に皮が下になるように並べ、水を入れて強火にかける。沸騰したら落としブタをして中火で5分ほど煮る。

(3) ゆであずき、しょうゆを加え、カボチャがやわらかくなるまで中火で煮る。

「Let's!和ごはんプロジェクト」は、忙しい子育て世代に、子どもが身近・手軽に「和ごはん」を食べる機会を増やしてもらうため、企業等の新たな商品・サービスの開発・販売、子ども向けメニューの展開等を促進するための官民協働プロジェクトです。

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