親はもちろん自分の老後を考えると、悩みは尽きません。今回は、老後の介護の仕方や住まいの選び方について、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんに答えていただきました。
すべての画像を見る(全4枚)親の介護や老後の住まい。最善の方法とは?
親の介護はもちろん、自分の老後の住まいを考えると、不安になること違いありません。畠中さんが考える、最善の方法とは? ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q:義母の介護が始まったら仕事を辞めなくてはいけないので生活が心配…
「今は働いていますが、義母の介護が必要になったら働けなくなるのではと心配。そうなると、老後資金も貯められないし、介護費用で貯蓄を取り崩すしかない…?」(F.Sさん・56歳・会社員)
A:できれば在宅介護以外の選択肢も視野に入れて
経済的な不安を抱えながら親を介護していると、親を恨んだり、最悪の場合は親子共倒れになりかねません。それに、介護はプロの手にまかせた方が、介護される側も安心して過ごせるもの。在宅介護にこだわらず、施設入居も検討しましょう。
義母が元気なうちに、一緒に施設見学に行くといいですね。また、親の介護費用は親が出すのが基本。義母の貯蓄額が不明なら、わかる範囲で金融機関をリストにして持っている金額を書き込んでもらうと、口で尋ねるよりスムーズにいきます。聞きにくければ、夫に頼んで聞いてもらいましょう。